重要情報

【ロイター=共同】米大統領「手ぶら」で帰国/石油増産、サウジ確約せず(2022.7.20)**

バイデン政権のみならず今後のアメリカの存在意義(G7諸国など含む)にとってこれまでにない非常に厳しい事後対応と、オイルダラー時代における今までには想像もできなかった結果が待ち構えているようにも思われます。
特に、イラン、エジプト、サウジアラビア、トルコなどについて、今後BRICSへの加盟申請の“可能性”があるかもしれないということを前提とした場合、今後の世界情勢を考察するうえで最重要なテーマでもあるので、引き続きウォッチしていきたいと思います。(N)2022.7.20-2022.8.9一部修正


【共同通信社】

2022/7/17 15:04

16日、サウジアラビア・ジッダで写真撮影に応じるバイデン米大統領(中央)とサウジアラビアのムハンマド皇太子(右隣)(ロイター=共同)

 【ジッダ共同】バイデン米大統領は就任後初の中東訪問を終えて米東部時間16日、首都ワシントン近郊の米軍基地に専用機で到着した。ガソリン価格高騰で支持率が低迷する中、最大の焦点だった石油増産でサウジアラビアから確約を得られず「手ぶら」(ロイター通信)での帰国となった。11月の中間選挙に向け、厳しい政権運営を強いられそうだ。

 最も注目されたのは、サウジで実権を握るムハンマド皇太子との15日の初会談だった。バイデン氏は会談冒頭で2018年の米在住サウジ人記者カショギ氏の殺害事件を取り上げ「皇太子に責任がある」と指摘したと米記者団に強調した。


 

ロシア・イラン・トルコ首脳会合 シリア内戦の緊張緩和など協議へ

【毎日新聞】

ロシアのプーチン大統領、トルコのエルドアン大統領、イランのライシ大統領は19日、イランの首都テヘランで首脳会合を開く。シリア内戦での緊張緩和や、ウクライナ産穀物の輸出問題を議論する見通し。プーチン氏の旧ソ連諸国以外への訪問は、2月のウクライナ侵攻開始以降初めてとなる。

2011年から内戦が続くシリアを巡っては、ロシアとイランがアサド政権を軍事支援してきた一方、トルコが支援する反体制派やイスラム過激派は北西部イドリブ県に立て籠もっている。トルコはまた、シリア北部のクルド人民兵組織を掃討する狙いで19年からこの地域に侵攻し、支配地域を確保している。

 エルドアン氏は最近、シリア北部で新たな軍事作戦を展開したい意向を示しており、ロシア、イラン両国と利害を調整したい考えとみられる。3カ国はこれまでもシリアでの衝突回避などで協議を重ねてきた。

また、ロシアのウクライナ侵攻に関しては、黒海を挟んで両国の対岸に位置するトルコが仲介役に乗り出している。停戦協議が進まない中で、小麦などウクライナ産の穀物の海上輸送再開へ向けて国連も交えた詰めの作業が続く。世界の食料事情を左右するテーマとなっており、3カ国首脳はこの問題も話し合う模様だ。

 今回の会合は、米国と、イランと敵対するサウジアラビアとの関係改善が明確になったバイデン米大統領の中東歴訪の直後の開催となった。米国との対立を深めるロシア、イランの両国が、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコを自陣営に取り込む狙いもあるとみられる。【カイロ真野森作】


プーチン大統領がイラン、トルコと首脳会談へ-ウクライナ協議に注目

Bloomberg.co.jp

ロシア、イラン、トルコの3カ国首脳は19日、テヘランで会談する。シリアでの紛争を協議するためとしているが、ロシアによるウクライナ侵攻を巡る問題が議題の中心になるとみられている。

ロシアのプーチン大統領が旧ソ連構成国以外を訪問するのはウクライナへ侵攻した2月24日以降で初となる。プーチン氏はイランのライシ大統領、トルコのエルドアン大統領と共にシリア和平を目指す「アスタナ会合」に臨む。

  3カ国首脳はシリアについて共同声明を発表する予定だが、ウクライナでの戦争に関する2国間協議がより大きな注目を集めるとみられる。ロシア大統領府のペスコフ報道官は18日の電話会見でプーチン氏のテヘラン訪問は「極めて重要であり、時宜を得ている」と述べ、「地域・国際問題を協議する良い機会だ」と続けた。

原題:Putin To Meet Iranian and Turkish Leaders With War Center Stage

(抜粋)


2022.07.19 Tue posted at 10:20 JST

トルコ大統領、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟「凍結」を示唆

【CNN】

18日の閣議の後で記者会見するトルコのエルドアン大統領/Dogukan Keskinkilic/Anadolu Agency/Getty Images

18日の閣議の後で記者会見するトルコのエルドアン大統領/Dogukan Keskinkilic/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) トルコのエルドアン大統領は18日、スウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟手続きに触れ、「プロセスの凍結」を再び示唆した。トルコは6月下旬、両国やNATO加盟国との交渉を経て、両国の加盟申請を条件付きで容認していた。

エルドアン氏は閣議の後、「彼らが我々の条件を満たすために必要な措置を講じなければ、プロセスを凍結すると改めて表明したい」と発言。「この点でスウェーデンは良い印象を与えていない」と述べたものの、自らの発言について詳しく説明しなかった。

トルコは6月下旬、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請を支持する三国間の覚書に署名したと発表していた。両国のNATO加盟には加盟30カ国の議会や立法府での批准が必要となる。

覚書の署名後、スウェーデンとフィンランドは正式にNATO加盟を申請するという歴史的な決定を下し、長年の中立政策に終止符を打った。

トルコ大統領府によると、フィンランドとスウェーデンはトルコがテロ組織とみなすクルド人組織「人民防衛隊(YPG)」に支援を提供しないことに同意した。

また、フィンランドとスウェーデンは分離主義武装組織「クルディスタン労働者党(PKK)」が「禁止されたテロ組織」であることを確認し、「PKKや他のすべてのテロ組織」などの活動を阻止すると約束したという。


 

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