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広島県福山市はマイナンバーカードの取得者に一律5千円分のポイントを付与する方針を決めた。低迷する市内のカード交付率のアップと、原油価格などの高騰による市民生活の負担軽減が狙い。市によると、市町が単独でポイントを付与するのは広島県内で初めて。
付与は10月~来年3月を予定し、オンラインなどで申請する。市内のカード交付率は今月1日現在で37・7%。県平均(45・3%)を大きく下回り、県内23市町で最も低い。全国の中核市では62市のうち5番目に低いという。
国は今月末から、カードに保険証機能を加える「マイナ保険証」の手続きと、公的給付金の受取口座の登録を済ませた人へのポイント付与を始める。これと合わせ、福山市民のカード取得者のポイント付与は最大2万5千円分になる。
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