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【TSSテレビ新広島】”鞆の浦”を舞台に現代アート展を開催へ 歴史的な景観と芸術のコラボ 広島・福山市

9/22(水)  18:55 掲載

地域の景観と一体化した芸術を楽しむことができます。新型コロナウイルスの影響を受ける福山市の観光地・鞆の浦では賑わい創出を目指し、今週末から町全体を舞台にしたアートイベントが始まります。

潮待ちの港・鞆の浦。その町の中では週末から始まるイベントに向けて地元の住民による準備が着々と進められています。


【古賀記者】
「趣のある建物が並ぶ鞆の浦。150年以上の歴史を持つこちらの蔵では、段ボールで表現されたトラックのアート作品が設置されています」

設置されたのは高さ3メートルを超える巨大な作品。関西に住むアーティストがおよそ1か月以上前から制作したものです。歴史を感じる立派な梁や壁に現代的なトラックを組み合わすことで、蔵の中には不思議な空間が生み出されています。

蔵をはじめとして神社や寺など、歴史がある建物が多く点在している鞆の浦。そうした会場で、県の内外のアーティストが手掛ける芸術作品を展示するイベントが、「TOMONOURAdeART」です。

【鞆の浦deART実行委員会・岡本純夫委員長】
「お寺の中で違ったものが見えたり、景色と一緒に作品を楽しんだりという場所が色々ありますので、その場所と作家さんの作品と合わせて、ゆっくり楽しんでいただければいいんじゃないかと思ってます」

前回の2019年には、延べおよそ2万人が訪れたというこのイベント。今年は感染対策に配慮しながらの開催となりますが、それでも町の賑わい創出を目指します。

広島県観光連盟によると鞆の浦では、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年に年間68万人ほど訪れていた観光客が去年はおよそ37万2千人にまで減少。今なお緊急事態宣言などの影響から観光客が戻る兆しは見えていません。
人気の宿泊施設でも・・・

【ホテル鴎風亭・井上裕介支配人】
「8月ですとコロナ前の2019年と比べて大体8割弱、7割から8割くらいのご宿泊のお客様でした。9月については5割から6割くらいの状況です」

厳しい状況が続く観光地にとって、風向きを変えるきっかけとなるのか?町をあげたイベントに地元からは大きな期待がかかります。

【ホテル鴎風亭・井上裕介支配人】
「町自体がすごく元気がないような状態ですので、そういったところに今回のようなイベントがあればちょっとずつ活気が戻ってくるのかなという風に期待をしています」

鞆の浦を舞台にしたアートイベント「TOMONOURAdeART」は、周辺の20会場で今月26日から来月17日までの期間開催されます。


 

 

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