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カラフルな子どもたちの学びの場の充実

2021年10月31日更新
高めよう!人権意識 心のかけ橋

   

わかるって楽しいな!~イラストなどを使って日本語を学んでいます~

福山100NEN教育が目指すのは、全ての子どもたちが学ぶ意欲や知的好奇心を発揮し、わかる過程を通して「学びが面白い!」と実感する「子ども主体の学び」 です。

一人一人の個性や考え方の違いを大切にすることを「カラフル」という言葉に込め、さらなる学ぶ環境の充実に取り組んでいます。

 

一人ひとりの状況に応じて進める日本語指導

 本市では、現在、約9300人の外国籍の方々が暮らしており、市内小中学校には、約260人の外国人児童生徒が在籍しています。各学校では、日本語指導を必要としている児童生徒のため、専門の担当教員が、日本の滞在期間や生活への適応、日本語の習得状況などに応じた学習をしています。

ある学校では、挨拶や日常会話など、具体的な生活の場面で使う日本語を、写真やイラストでイメージできるテキストを使い学習を進めています。子どもたちは、先生と一緒にテキストを音読することで、文字と音を一致させ使っている言葉が、何を表しているのか一つずつ、確認することができます。

 しかし、言葉の発音や意味が分かっても、文脈を理解するのはとても難しいことです。そのため、日本語指導では、子どもたちが分かりやすい日本語で話し合う場面を設けるなど、コミュニケーションの時間を大切にしています。

 また、G1GAスクール構想で一人一台に配付した 学習端末を利用してコミュニケーションをとることもあります。端末は、翻訳アプリを使い、音声や文字を母語から日本語、日本語から母語に変換して、先生や友だちとコミュニケーションをはかるツールとして利用しています。

 このように端末も利用しながら、日本語指導を必要とする児童生徒への支援はもちろん、すべての子どもが自分らしさを発揮できるよう、個に応じた学びの場をつくっています。

                

多文化共生社会の実現に向けて

 外国人児童生徒が日本語指導を通して、安心して学校生活を送れるよう取り組むことは、日本語の習得のみならず、一人一人の違いを認め、尊重し合い、互いの理解を深めていくことにつながっています。

  相手と分かり合おうとする気持ちや態度、コミュニケーション能力を育むことは、福山100NEN教育が目指している力そのものです。

ローズマインド(おもいやり・優しさ・助け合いの心)をもって、誰もが個性や人格を尊重し合い、心豊かに共生することができるよう、取り組んでいきます。


 

人権尊重 平和を築く 第一歩

このページに関するお問い合わせ先

人権・生涯学習課
電話:084-928-1006


 

 

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