2022年5月1日更新
企画展 「祀る」
-水野勝成 吉備津神社再建へのまなざしー
水野勝成が大和郡山から備後に入封したのが1619(元和5)年のことでした。1622(元和8)年常興寺山に城を築き福山と命名。そこから勝成の町づくりが始まります。勝成は特に寺社の整備に力を注ぎ、備後国主として早くから備後一宮吉備津神社に対する尊崇は高く、勝成の厚い信仰心と嫡子勝俊の病気平癒を願い荒廃していた吉備津神社を再建したのが1648(慶安元)年勝成八十五歳のことでした。
再建当時の姿を残しながら1965(昭和40)年本殿が国の重要文化財に指定されました。近年、屋根等痛みが進み2019(令和元)年から保存修理が始まり2022(令和4)年に竣工し美しい姿に蘇りました。勝成の再建への熱き思いが込められた神社に伝わる『一宮重興記』を展示するとともに、「いっきゅうさん」と呼ばれ親しまれてきた吉備津神社の歴史と文化を紹介します。
(同展は4月21日から6月26日まで開催します。)
吉備津神社保存修理作業
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福山市しんいち歴史民俗博物館
Tel:0847-52-2992
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