歩行者(特に児童・お年寄り)は、“車の往来が多いところ”は、いきなり渡るのではなく、手を上げて横断歩道を渡るいう意思を表示し、車が止まったのを確認、そして「左右確認」を行い、バイク、自転車、キックボードなどがすり抜けてこないことを確認し渡りましょう。
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信号機のない横断歩道を渡ろうとする際、手を上げると車が一時停止する割合は2・4倍になる―。呉高専(広島県呉市)の学生が、そんな調査結果をまとめた。ドライバーに目線を送るだけでも停止率は上がり、歩行者たちの意思表示が運転に影響を与えることが裏付けられたという。広島県警は同校から調査データの提供を受け、事故防止に役立てる考えだ。
同校は2020年に県警と協定を結び、交通対策の充実に向けた提言などに取り組んでいる。今回の調査を担当したのは、プロジェクトデザイン工学専攻科1年宮野夏碧(かお)さん(20)。神田佑亮教授(交通システム工学)の指導を受けて21年10月、車や人の往来が多い広島市南区東雲と海田町大立町の2地点で調べた。
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