【HTV】
2022.07.12 18:51
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって、間もなく5か月が経つ。福山市内に、母国の平和を願う中学生と高校生がいる。
登校してきたのは、ウクライナから戦禍を逃れて来た2人だ。福山市にある英数学館中学と高校は、教育を通じて支援しようと、市と連携し、避難してきた2人を初めて受け入れた。そのうちの1人、アナスタシア・クラブチュクさんだ。首都・キーウから西におよそ180キロ離れたチュドニフを離れ、3月に福山市の姉のもとに避難…。今月から中学3年生として授業を受けている。日本語はあまりうまく話せないが、休み時間は翻訳アプリなどを使って同級生と会話するなどしている。
★アナスタシア・クラブチュクさん「私も英数学館が大好き。まだ1週間しかたってないけどみんなと仲良くなった。ここが大好き」
もう1人の、アレクサンドル・マリッシュさん…。4月に、市内の親戚を頼って来日し、5月から高校1年生に在籍している。自宅がある地域には、ロシア軍が、10キロまで迫っていると言う。
★アレクサンドル・マリッシュさん「私のお父さんはウクライナの軍隊にお母さんはチェコに避難している」「早く戦争が終わってほしい」「友達や家族にすごく会いたい」
故国・ウクライナから8000キロ以上離れた福山市で始まった学校生活…。2人は、この異国の地で、戦争が終わり、平和が戻ってくる日を待ち続けている。