8月に入りました。
8月1日~3日の日程で、所属する福山市議会の文教経済委員会の視察で、姫路市、豊田市、小田原市を訪問しました。
2年半年のコロナ禍で、視察や研修は皆無でしたが、抗原検査により陰性が確認出来た為、久し振りの視察でした。
まず、姫路市では世界遺産である姫路城を活用した国際会議や研究大会の誘致について、学びました。 福山市でも今後本格化するMICE事業です。 姫路城の敷地やコンベンション専用施設を前面に打ち出した取り組みは、国際観光都市としての先進性を実感しました。
豊田市では、国のSDGs先進都市の指定を受けた様々な取り組みを伺いました。 日本を代表するものづくり企業のトヨタや、多くの関連企業と連携した環境技術、特にガソリンに代わり、水素をベ―スにしたCo2削減等、最新技術を社会実装に繋げていこうとする豊田市のスタンスは、同じ中核市として頼もしさを感じました。
小田原市では、小田原城の大改修を格とした観光によるまちづくりを学びました。
平成27年に耐震化を含めた改修をされた小田原城ですが、明治維新後の廃城令、戦後は城の敷地内は小学校や市役所、また動物園や遊園地等、現代の文化財の保存・活用からは、考えられない状態だった様ですが、長い年月を掛けて保存事業を重ねてきたこれまでの経緯や、今後の活用による観光振興策を学びました。
福山城築城400年を迎える8月28日を間近に控え、示唆に富む内容を聞かせてもらいました。
3年ぶりの視察でしたが、何れの都市もコロナ対策に苦労しながら将来を見据えて、工夫を凝らしながら施策を行っています。
今後の福山市のまちづくりを進めていく上で、刺激をもらった貴重な3日間でした。
連日の猛暑と、コロナ第7波の急拡大が懸念されます。 しかし、これまでの教訓を活かして乗り切りたいものです。