【HTV】
2022.11.14
増加傾向にある児童虐待の対応について連携強化を図ろうと児童相談所と県警が合同で訓練をおこなった。
■訓練やりとり「太郎(息子)には会わせられない。病気がうつるでしょ?」「こんにちは、児童相談所の山口だ」
訓練は虐待の疑いがあり児童の安否が不明となっている家庭に児童相談所の職員と警察官が立ち入り調査をするという想定で実施した。広島市によると昨年度、市内の児童虐待の相談通告件数は2400件を超え、過去最多となった。2年ほど前から子どもの前で家族に暴力を振るう「面前DV」と呼ばれる心理的虐待が増加。コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えていることなどが要因に挙げられている。
■広島市こども未来局児童相談所槇岡裕治相談担当課長「おや?っと思うことがあれば、虐待通告や相談の連絡をいただければ、事前に対処できると思う」
警察による虐待連絡は全体の3割を超えていることから、児童相談所は引き続き連携を図りたいとしている。