【TSS】
2023.4.7
高齢の被爆者から体験を語り継ぐ被爆者の家族を対象にした「家族伝承者」の第1期生などに7日、委嘱書が手渡されました。
自身の被爆体験を語る「被爆体験証言者」などとともに委嘱署を手渡されたのは、新しく創設された「家族伝承者」の7人です。
家族伝承者は被爆者が高齢化する中、子どもや孫など家族がその体験を語り継ぐもので、32歳から66歳の第一期生7人は、被爆体験講話の聴講など2年間で予定されていた養成研修を1年間で終えたということです。
【家族伝承者・細川洋さん】
「家族でしか知り得ないこと、家族でしか感得できないようなこと。これは家族伝承者ならではの部分なのかなと思っています」
【家族伝承者・尾形健斗さん】
「おじいちゃんは親戚を探すために広島で入市被爆したんですけど、そういう壮絶な光景の中でも家族のために必死に探し回った思いを伝えていければと思います」
家族伝承者7人の活動が実際にスタートするのは今年6月以降になる見通しです。