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2024年2月6日
広島県福山市にある景勝地・鞆の浦に伝わる民話がアニメ化され、福山市も「海ノ民話のまち」として認定されました。
アニメ化などのプロジェクトは、日本昔ばなし協会と日本財団が担いました。
アニメになったのは鞆の浦に伝わる「百貫島(ひゃっかんじま)物語」。1人の漁師が、武士が海に落とした刀を拾い上げるため、漁師の名誉にかけてサメが泳ぐ海に潜り、命を落としてしまいます。
武士は供養のため、百貫で島を買い取り、十一重の石塔を建てたと伝えられています。
1日、アニメ製作に携わった沼田心之介監督たちが福山市役所を訪れ、枝広直幹市長に認定証とDVDを手渡しました。その後、参加者で鑑賞し、漁師の勇敢な行動に思いをはせていました。
福山市・枝広市長「市外の人にも鞆の良さを、魅力を感じてもらえる、そんなものになったんだと思います」
沼田監督「海には危険性も伴うので、そういったところをこの民話には含まれているので、海を正しく恐れると言いますか、海について学んでいただけたら」
アニメは、「海ノ民話のまちプロジェクト」の公式サイトで閲覧できるほか、今後、鞆の浦にある公共施設で映像を流していく予定だということです。