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【reuters】FRBなどのバーゼル3最終化案、米銀は欧州銀より負担過大に=調査/2024年2月16日

【reuters】

2024年2月16日

 米モルガン・スタンレーは3月5日付のリサーチノートで、今年のM&A(企業の合併・買収)総額が前年比50%増加するとの見通しを示した。2021年11月、ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
[ロンドン 15日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)など米国の規制当局が提案している新たな銀行資本規制が実施されれば、米銀は2025年に最大350億ドルの減収に見舞われ、欧州の銀行に比べて過大な負担を強いられる――。コンサルタント会社オリバー・ワイマンが15日公表した調査分析でこうした見方が示された。
問題となっているのは銀行の損失吸収のための資本計算を見直す「バーゼル3最終化(バーゼル・エンドゲーム)」で、詳細の決定が各国・地域に委ねられているのがポイント。オリバー・ワイマンは、現在の米国案は欧州側の案よりも市場リスク、信用リスク、オペレーショナルリスクの面での資本計算が銀行に対して厳しくなっていると指摘した。
そのため欧州の銀行が25年以降に直面する減収規模は米銀のおよそ半分にとどまるという。
米銀からはこのままなら融資抑制につながりかねないと警鐘を鳴らす声が出ており、FRBは規制案の修正を検討している。
オリバー・ワイマンも修正があると見込んでいるが、現行の枠組みであれば欧州の銀行が米銀に対するリターンの格差を埋めてほぼ対等な競争力を回復する可能性があると付け加えた。

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トムソン・ロイター

Stefania is an award-winning reporter who covers European banking at Reuters. Based in London, she chronicles all things finance, breaks news and digs deep into the world’s biggest banks. Born in Puglia, Italy, Stefania started working as a financial journalist in Milan for MF-DowJones, a newswire backed by Dow Jones and Milano Finanza. Prior to joining Reuters, Stefania spent about a decade at Bloomberg News, in Milan and London. In 2022, she co-led an investigation which through data journalism exposed how over 130 million pounds in taxpayer-backed loans went to firms with dubious credentials. The story won at the British Journalism Awards in crime and legal affairs journalism.


 

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