【reuters】
2024年3月29日
2022年11月14日、イタリアのローマで、母親の腕に抱かれた新生児。ロイター/レモ・カシリ/ファイル写真ライセンス権の購入、新しいタブを開く
ローマ、３月２９日（ロイター） – イタリア国立統計局（ＩＳＴＡＴ）は２９日、人口減少が続く中、２０２３年の出生数が過去最低を記録し、１５年連続で減少したと発表した。
イタリアの出生率の低下は国家的な緊急事態とみなされているが、歴代の政府がこれを優先課題とすることを約束したにもかかわらず、これまでのところ出生率の低下を食い止めることができた政府はない。
イタリアの昨年の出生数は37万9000人で、2022年より3.6％減少、出生数が増加した最後の年である2008年より34.2％減少した。また、1861年のイタリア統一以来、最低の数字となった。
出生率は2022年の女性1人当たり1.24から1.20に低下し、安定した人口に必要な2.1を大きく下回った。
対照的に、昨年の死亡者数は約66万1000人で、新型コロナウイルスの影響でイタリアの死亡率が上昇した過去3年間に比べると減少している。イタリア統計局（ISTAT）によると、平均寿命も昨年は83.1歳と、2022年より6か月延びた。
2023年の死亡者数は出生者数を約28万2000人上回るものの、外国人移民の増加とイタリアからの移民の帰国により、イタリア全体の人口は7000人減の5899万人にとどまる。
2023年には外国人が国内人口の8.99%を占め、総数は530万人となり、前年比3.2%増加した。外国人の大半は国内北部に居住している。
イタリアの総人口は2014年以来着実に減少しており、それ以降の累計減少数は136万人を超え、これは同国第2の都市ミラノの住民数に匹敵する。
イタリア統計局（ISTAT）は昨年9月、イタリアの人口は今後25年間で約10％減少する可能性があり、ベースラインシナリオでは2050年までに5440万人に減少すると予想している。
ママドゥ・M・バシリーは腕を伸ばして水面を滑っていきます。
イタリアの人口の急速な高齢化を強調する形で、ISTATは金曜日、住民のほぼ4人に1人が65歳以上で、80歳以上の人口が初めて10歳未満の人口を上回ったと発表した。半世紀前、この比率は1対9だった。
百歳以上の高齢者の数は22,500人となり、過去最高を記録した。
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クリスピアン・バルマー記者による報告、ウィリアム・マクリーン記者による編集
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