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広報ふくやま2024年10月特集「知ってる?実はこれも備後圏域の取り

2024年10月1日更新

 全国のトップを切ってスタートした備後圏域連携中枢都市圏の取り組みは今年で10年目を迎えます。人口減少社会においても、いつまでも住み続けたいと思える圏域をめざして、7市2町で連携して取り組んでいます。

  • 問い合わせ

    備後圏域連携推進室084-928-1295

  • ID

    392781

備後圏域の地図、2024年度から竹原市が加盟!

備後圏域とは?

 福山市、三原市、尾道市、府中市、竹原市、世羅町、神石高原町、笠岡市、井原市の7市2町の地域のこと。通勤・通学や経済活動など、市町や県を越えたつながりが強いエリアです。

なぜ連携が必要なの?

 人口減少や少子高齢化が進む中でも、地域経済の活力や住民生活を支えるサービスを維持していくためには、日常生活圏などが重なる地域で協力し合うことが重要です。備後圏域では各市町の独自性や個性を生かしながら、幅広い分野で連携することで、住み続けたい圏域の実現をめざしています。

備後圏域の取り組みは10年目。
これまでの成果を紹介します。

いくつ知ってる?備後圏域の取り組み

男の子の絵
子育て:送迎時間短縮に!圏域で統一して要件緩和

市外の施設が利用しやすく

保育所などの広域入所

 市町間の保育所などの広域利用の要件を緩和し、通勤途中の保育所に預けやすくなるなどの子育て環境を整えています。連携中枢都市圏単位で取り組むのは全国初です。

親子と保育所の絵

こんなときに利用できます!

  • 里帰り出産をするとき
  • 保護者の通勤途上の施設を利用するとき
  • 転出した際に、転出元の施設を継続して利用するとき
  • 市内の希望施設に受け入れの余裕がなく、圏域市町の希望施設の定員に余裕があるとき

申請など詳しくはこちら

保護者のGood!

住まいは福山市
職場は尾道市という
保護者に聞きました

 保育所が職場の近くなので送り迎えがしやすく便利で安心です。子どもも毎日楽しそうに通っており、とても助かっています。

急な発熱 そんなときは

病児・病後児保育

 病気の子どもを医療機関などに付設された保育室で一時的に保育する取り組みです。順次、利用対象者を圏域内に拡大中です。ベビーシッターを派遣する取り組みも検討しています。

親子と医者の写真
シッターと子どもの写真

専門の医師が相談に対応

こども発達支援センターの共同運営

 発達が気になる子どもと保護者に対し、相談や診療などの医療的支援を行っています。小児科・小児神経科に加え、今年4月から児童精神科・精神科を開設しました。また遠方の人も利用しやすいようにオンライン診療にも対応しています。

相談や診療の様子
企業支援:成功事例共有、実践に向けて

中小企業のデジタル化を支援

びんごデジタルラボ

 業務効率化などの成功事例の共有や企業に向けたデジタル展示会の開催、デジタルツールを導入するための伴走支援などを行っています。

びんごデジタルラボの様子1枚目
びんごデジタルラボの様子2枚目

事業や起業で悩んだら

福山ビジネスサポートセンター
Fuku-Biz(フクビズ)

 事業者と起業希望者を応援する産業支援機関。相談は無料で強みやセールスポイントを見つけ、お金をかけずに事業を上向きにする方法を一緒に考えます。

福山ビジネスサポートセンターのスタッフらの写真1枚目
福山ビジネスサポートセンターのスタッフらの写真2枚目

企業コラボで生まれた
尾道の文学サイダー

 圏域内の書店と飲料メーカーを引き合わせ、互いの魅力を組み合わせた新商品の開発を支援。

文学サイダーの商品画像
事業者のGood!

 メディアにも取り上げてもらい、商品や企業の認知度がアップしました。

医療:安心して暮らせる地域に!

地域医療を守る

医療提供体制の強化

 圏域内の安定した医療提供体制を確保するため、高度急性期・急性期医療を担う福山市民病院の機能強化や、医師の確保、広島県ナースセンター・サテライト福山による離職中の看護職有資格者への再就職支援などを実施しています。

医者や病院の絵、車いすの人のサポートをする看護師の絵

福山市民病院の機能強化

 圏域の住民が安心して生活できるよう、新本館建設工事や高度医療機器の導入など基幹病院としての機能強化を行っています。

公立病院間の連携

 分娩の安全性と妊産婦の利便性を保つため、井原市民病院および笠岡市立市民病院と福山市民病院で妊婦健診と分娩の役割分担を行う「産科セミオープンシステム」に取り組むなど、公立病院間で連携できるよう進めています。

産科セミオープンシステムの流れ
(福山市民病院の取り組み)

妊娠検査~産後検診までの

※笠岡市立市民病院との連携を開始する時期は未定

救急車を呼ぶべきか迷ったら

救急相談センター事業「#7119」

 急な病気やけがをした際に、救急車を呼ぶか、すぐ病院に行った方が良いか、判断に迷った人からの電話相談に対応する救急相談センター事業を導入しています。看護師が病気やけがの症状を把握し、救急車を呼ぶべきかどうかのアドバイスをはじめ、応急手当ての方法、医療機関の紹介などを行います。

救急車の絵

病院?救急車?迷ったら

救急相談センター

#7119

24時間365日対応

つながらない場合や、広島県外から携帯電話でかける場合は

082-246-2000

自慢の品:圏域の地域資源をPR!民間主体の取り組みも備えています!

地域の果実でワインづくり

備後圏域ワインプロジェクト

 備後圏域はブドウの生産が盛んで「備後ワイン・リキュール特区※」が認定されているなど、ワイン作りに取り組みやすい地域です。圏域内各地でワイナリーが開設され、魅力あふれるワインが作られています。

※ワインなどの最低製造数量基準が引き下げられる制度。少量でもワイン作りが可能

ワインで乾杯する写真
ワインの絵

世界で愛されるデニムを発信

備中備後ジャパン
デニムプロジェクト

 行政と事業者が連携して海外の展示会に出展するなど、国内最大のデニム産地としての魅力を発信しています。デニム関連事業者による「FUKUYAMA MONO SHOP」の開店など、民間主体の取り組みにもつながっています。

FUKUYAMA MONO SHOPの店内写真
デニムのイラスト

漁師おすすめの地魚ブランド

備後フィッシュ

 地元の漁師1,000人が選んだ27種類の魚たちを「備後フィッシュ」と命名し、ブランド価値の向上に取り組んでいます。備後フィッシュを食べられる店として55店舗を認定し、多くの人に食べてもらうことで、豊かな海の幸の魅力を発信しています。

備後フィッシュのロゴ

備後フィッシュフェス
備後福山ワインフェス

  • 日時10月26日(土曜日)10時00分から16時00分
  • 場所福山城公園プロムナード
ワインフェスの様子

詳しくはこちら

びんご未来ワークショップの集合写真

備後圏域のこれから

 ワークショップや会議などを通して、圏域の住民の皆さんと議論をしながら、来年度以降の圏域の新たな指針となる「第3期びんご圏域ビジョン」の策定を進めています。

産業界や大学などと知恵を出し合う

産学金官民の連携

 圏域内の商工会議所や金融機関、大学などとそれぞれの取り組みの共有や議論を行い、役割分担をしながら圏域の一体的な発展につなげています。

取り組みの共有や議論の様子

備後圏域の課題や未来を考察

びんご未来ワークショップ

 圏域内の3会場で、高校生以上の住民の皆さんと備後圏域の将来を予測したデータを活用しながら、圏域の課題やめざす未来像などを議論するワークショップを開催しました。

  • 必要な医療サービスが受けられる地域にしてほしい
  • インフラ・公共施設の維持が困難になるのでは
  • 若者が帰って来たくなる備後圏域になるといいな
  • 愛着がもてて魅力あふれる地域にしたい など

意見は今後の連携事業の構築やビジョンの策定で活用していきます。

びんご未来ワークショップの様子1枚目
びんご未来ワークショップの様子2枚目
市民参加のGood!

総務省も注目!

 全国に先駆けて連携中枢都市圏の取り組みを開始した備後圏域には以前から注目しています。将来を予測したデータを活⽤して住⺠同士が未来について議論を交わす「びんご未来ワークショップ」は先進的な取り組み。総務省としても、新しいビジョンの策定を踏まえ、圏域の連携がさらに強化されることを期待しています。

 

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