今週は、所属する議会の建設水道委員会の出張のため、沖縄県の那覇市、名護市、浦添市を訪問しました。
那覇市の新公共交通構想や、名護市の上下水道戦略、また浦添市の地域公共交通計画について、視察を重ねてきました。
さて、参議院選挙は残り1週間となりました。 各候補、各政党が猛暑の中それぞれの公約や主張を街頭で論陣を張っています。
情勢調査では、参政党が予想を超える支持を得ている模様で、既存政党はなかなか支持を伸ばせていない様です。
残り1週間で、変化があるのかわかりませんが、選挙結果しだいでは新たな連立の可能性が取沙汰されてきました。
調べてみると、実は1993年の細川護煕政権か連立政権となって以来、この32年間単独政権はなく、連立政権が続いています。
出張中のホテルで持参した本を読んでみるとあらためて、この30年余りの連立政権の経緯や苦労をたどることが出来ました。
自社さ政権で首相だった村山富市元総理、現在の自公政権の立役者の1人だった野中広務元官房長官、そして歴代最長の衆議院議長を務めた大島理森氏のインタビューをそれぞれまとめた本を読んで、多様な民意や主張を国政の最前線でまとめるプロセスに、引き込まれました。
3人に共通するのは、幅広い合意形成を常に意識していた事や、連立を組む上で時代の流れを考えて、そのタイミングでしかなし得ない政策や政局を強く念頭において行動していたことです。
結果は、あと1週間で出ますが戦後80年の大きな政治の分水嶺となる気がしてならない参議院選挙になるかもしれません。