福山市議会では10月14日から3日間企業会計決算特別委員会が行われました。 委員として、出席しました。
病院事業、水道事業、工業用水事業、下水道事業、集落排水事業の5会計は、診察療費や使用料収入で成り立っているため、企業会計に区分されています。
物価高騰の影響を受けながらも、新たな設備投資や施設の老朽化対策などを実施しなければならないため、市民病院関係者や上下水道事業局の職員の昨年度のやり繰りを実感する決算内容でした。
採決を終えて、午後から市内にある「旧佐波浄水場」を見学しました。
今年は、福山市に近代水道が通ってから100周年になります。
大正5年に、旧福山町が福山市に昇格するきっかけとなったのは、上水を通す事業のための国の資金や認定を受けるための取り組みがそのスタートでした。 つまり、福山市の110年に渡る歴史は、正に水道事業から始まったと言えます。
水源地の確保や、そのための交渉、難工事を乗り越えて完成した佐波浄水場は、長年福山市民に対する水の供給を支えてきました。
平成元年にその役割を終えた後、平成25年には国の登録有形文化文化財に指定されています。
往時を偲ばせる施設には、初代福山市長が記した「不舎昼夜」の文字が今も掲げられています。
水の供給は、昼も夜も絶えることなく続けられることで福山市の将来に渡る発展を願った阿武信一初代市長の思いがこめられているとのことです。
現在の福山市の発展の原点である場所から、1世紀以上に渡る福山市制の歴史に思いをはせる時間をいただきました✴️
10月14日から3日間企業会計決算特別委員会が行われ、委員として出席しました。***
