福山ゆかりの先人
「福山」というまちが誕生して400年を機に,本市の出身またはゆかりの深い人物の功績を顕彰し,郷土への誇りと愛着を育み,次代に継承していくため,「福山ゆかりの先人」29名を選定しました。
これまで,選定した29名については,福山城博物館最上階でのパネル展示,市HPでの功績等の紹介を通して顕彰をしています。
⇒ゆかりの先人HP https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/person/99484.html
もっと多くの人に知ってもらうため,広報1月号から「福山ゆかりの先人」についての連載を始めています。
親しみやすいようクイズ形式で「福山ゆかりの先人」を紹介します。3月は野々口立圃,大島久見についてのクイズです。
Q 野々口立圃の功績を讃え,毎年春に福山で開催される大会があります。何の大会でしょうか?
(1)絵画 (2)合唱 (3)俳句
正解 (3)俳句
【解説】
備後地域に俳諧文化を広めた野々口立圃の功績をたたえ,「野々口立圃顕彰俳句大会」が福山文化連盟主催で開催されています。今年は4月23日(日)に開催予定です。詳しくは同連盟(931ー6753)に問い合わせてください。
野々口立圃(ののぐちりゅうほ)1595-1669
現在の京都府出身。1651年に福山に来て福山藩2代藩主水野勝俊に仕えた。草戸町にある明王院について述べた「草戸記」や社寺への奉納俳諧,四季折々の俳諧など,多くの作品を残し,備後地方の俳諧文化の普及に貢献した。
「草戸記」画像
Q 能楽師 大島久見が建てた能楽堂があるのはどこでしょうか?
(1)光南町 (2)松永町 (3)御幸町
正解 (1)光南町
【解説】
JR福山駅から南に歩いて15分ほどのところに喜多流大島能楽堂があります。西日本では唯一,全国的にも珍しい個人が建てた能楽堂で,現在もここで数多くの能が演じられています。
大島久見(おおしまひさみ)1915-2004
福山市光南町出身。シテ方喜多流の能楽師。個人で能楽堂を建設し,解説付きの定例演能会の開催や後進の育成に力を注ぎ,能楽文化の普及・啓蒙に努めた。また国重要無形文化財の総合認定保持者でもあった。
大島久見肖像(喜多流大島能楽堂蔵)
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