昨日は、今年の8月28日に築城400年を迎える福山城の大規模改修の現場を、同僚議員達と見学させていただきました。
往時の備後福山城は、福山藩の初代藩主、水野勝成によって築城されました。 徳川幕府が開かれて以降は、城を築く事が厳しく制限されていた中で、水野勝成が徳川家康の従兄だったことや、西国の監視役としての役割を与えられた事から、当時としてはかなり大きい城だった様です。
第二次世界大戦終戦の1週間前に、他の多くの城と同様に空襲により、国宝福山城は焼失してしまいました。
戦後、高度成長期に福山市の戦後復興のシンボルとして、コンクリートで再建されましたが、耐震性や展示内容の大幅な更新のため、昨年より大普請に着手されました。かつての福山城が北側に鉄板が貼られていた事から、文化庁との協議を重ねて、鉄板が貼られていています。
築城400年は、単なる城の再興で終わるものではなく、市民のシビックプライドや市内各地にある備後福山藩ゆかりの様々な文化財の保存とまちづくりへの活用等、地域振興につなげていく必要を感じています。
多方面から多額のご寄付をいただいて進められている400年事業だけに、今後のまちづくりとの関連を具体的に考えていきたいと思います