広島県福山市では、廃校になった中学校の利活用に向けて理解を深めてもらおうと、現地説明会が開かれました。

福山市の旧 内海中学校です。17日の現地説明会は、今後の利活用に向けた意見交換や市場調査などが目的で、市内外から8団体が参加しました。

1万9000平方メートル余りの敷地には、耐震性がある校舎2棟と体育館があります。

目の前に瀬戸内海が広がる内海中は、生徒数減少に伴って去年3月末、75年の歴史に幕を下ろしました。

参加者

「ちょっと質問してもいいですか。壁のところにあるコンクリート、あれは何か意味があるんですか」

市職員
「おそらく物を下に入れたり、カバンを置いたり…」

参加者たちは、美術室や図書室・パソコン教室といった校舎内のほか、屋上やグラウンド・体育館も確認していきました。

参加者たち

「いろんなインスピレーションが湧くので、すごく勉強になりました」

「非常にもったいないなと思いました。まだ新しいし、活用すれば内海町に人が来ることできるのではないかと思って見させてもらいました」

「体験しながら学びの場に、せっかく学校だったので生かせていけるところだったらいいなと」

福山市は、今月末まで利活用のアイデアを募集していて、今後、事業者を選定するなどして方針を決める予定です。

福山市 南部地域振興課 福田等 課長
「地域のみなさんに活用してもらい、活性化につながることになればいいなと」