まさずみ-活動トピックス

【再掲載】「統合イノベーション戦略(内閣府)」と「備後圏域」/2024.3.17***

2021(令和3)年6月3日掲載>2022.3.28再更新>2024.3.17再掲載
岡崎まさずみ


東京一極集中を解消していくうえで、現在国策として進められているSociety5.0(ソサエティゴーテンゼロ)が目指す「人間中心の社会(society)」へ対応していく情報社会への積極的な転換と、リニア新幹線の実現などによる地理的格差の縮小など、国が新たな社会へ向けた動きを加速させています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)を原動力とし、「人間中心の社会」Society5.0(ソサエティゴーテンゼロ)を目指す方向性についても、この「統合イノベーション戦略 【内閣府】」の枠組みの中で進められています。

今後、少子超高齢化が進む中、20年30年後の日本の人口は大きく減少すると予想されていますが、社会構造をそれに合わせてより良い形に変えていかなければなりません。
すでに教育現場では、国の施策として全国で一斉にGIGAスクール構想にあわせて、タブレット端末の整備とリモート教育などのICT教育が実施されはじめました。
全ての子どもたちが、将来新しい社会で活躍できるよう基本的な社会体制を整えようとしています。
今回、2021年5月27日に「自民党の特命委員会(委員長・古屋圭司元拉致問題担当相)が、感染症対策の観点からも東京一極集中の是正が必要だとして、首都機能の分散を求める中間提言」を自民党が政府へおこなったことは、そういった動きに加速度が増すと考えられます。
今、世界はコロナ禍の真っただ中ですが、「備後圏域・中枢中核都市構想」の福山市においてもアフターコロナを見据えた進む方向性に、大きなブレが許される時間はありません。

福山市は、国のその構想に合わせ、枝広直幹市長のもと、新たな都市づくりの指針となる「福山みらい創造ビジョン」を2021年4月から本格的にスタートさせました。
◆「福山みらい創造ビジョン」詳細2021.5

これらは、新しい社会へ対応していくために行われようとしている中の数例ですが、大きく世界が変化していくなかで、日本全体と備後圏域の将来のビジョンを見据えながら、福山市議会議員としての職務に邁進してまいります。

2021(令和3)年6月3日
岡崎 正淳



2021.6.17
統合イノベーション戦略 2020 – 内閣府

統合イノベーション戦略

策定の経緯

我が国において、科学技術・イノベーションは成長戦略の重要な柱と位置付けられており、総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)が司令塔となり、科学技術基本計画の下、毎年度「科学技術イノベーション総合戦略」を策定し、施策の重点化等を着実に実行してきました。

「統合イノベーション戦略(以下「統合戦略」という)」は、世界で破壊的イノベーションが進展し、ゲームの構造が一変し、過去の延長線上の政策では世界に勝てないという、認識の下、我が国の強みを生かしつつ、弱みを克服して「全体最適な経済社会構造」を柔軟かつ自律的に見出す社会を創造することを目的に、従来の総合戦略を抜本的に見直し、グローバルな視座に立ち、基礎研究から社会実装まで一気通貫の戦略として2018年に策定しました。


統合イノベーション戦略2020


統合イノベーション戦略2020のポイント

「統合イノベーション戦略2020」は、新型コロナウイルス感染症の拡大や大規模災害の発生、イノベーションをめぐる覇権争いの激化など、国内外の状況が著しく変化したこと、また、第201回国会において、人文・社会科学やイノベーションの概念を追加する改正科学技術基本法が成立したことを踏まえ、重点的に取り組むべき施策として策定したものです。

統合イノベーション戦略2020においては、以下の4つの柱を盛り込んでいます。
1.新型コロナウイルス感染症により直面する難局への対応と持続的かつ強靭な社会・経済構造の構築
2.スタートアップ・エコシステム拠点都市の形成やスマートシティの実現と国際展開などの推進
3.研究力を強化するための若手研究者の挑戦支援や、大学等の間での連携による世界に伍する規模のファンドの創設、人文・社会科学の更なる振興
4.AI、バイオ、量子技術、マテリアルといった基盤技術や、感染症や自然災害などに対する安全・安心に関する科学技術、環境エネルギーなど重要分野の取組の強化


統合イノベーション戦略2020の構成

構成は以下のようになっています。

第部 総論
1.基本的考え方
2.国内外の情勢変化
(1)新型コロナウイルス感染症との闘い
(2)世界各地で発生した異常気象・大規模災害
(3)イノベーションを巡る覇権争いの激化
(4)デジタル社会の深化
(5)創業環境の変化
(6)企業行動の変化
3.日本の立ち位置
4.重点的に取り組むべき課題
(1)新型コロナウイルス感染症により直面する難局への対応と持続的かつ強靭な社会・経済構造の構築
(2)国内外の課題を乗り越え成長へつなげるイノベーションの創出
(3)科学技術・イノベーションの源泉である研究力の強化(知の創造)
(4)戦略的に進めていくべき主要分野

第部 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による我が国の難局への対応
第1章 現状の分析
第2章 具体的施策
1.公衆衛生危機への対応の強化
(1)全体的な方針検討・検証
(2)新型コロナウイルス感染症対策に係る研究開発等の推進
(3)新たなテクノロジー・サービスの活用による、流行時の経済活動の継続と医療機関・公衆衛生機関等の機能維持・対応能力強化
(4)感染症対策研究と人材育成の強化、人文・社会科学の知の活用
(5)将来の新たな感染症危機の発生に備えた体制整備
2.停滞する科学技術・イノベーション活動への支援 ~緊急支援(研究者の雇用や研究活動継続等の支援)~
3.デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進と強靭で持続可能な社会・経済構造の構築 ~反転攻勢と社会変革~

第部 各論
第1章 知の源泉
(1)社会のデジタル化を支える基盤整備
(2)信頼性のある自由なデータ流通の実現及びデータ駆動型社会の社会実装
(3)研究データ基盤の整備・国際展開
(4)エビデンスに基づく政策立案/大学等法人運営の推進
第2章 知の創造
(1)価値創造の源泉となる研究力の強化(若手研究者の挑戦支援、人文・社会科学の更なる振興等)
(2)大学改革等によるイノベーション・エコシステムの創出
(3)社会課題の解決に向けた戦略的な研究開発(社会実装を目指した研究開発と破壊的イノベーションを目指した研究開発)
(4)イノベーション人材の育成
第3章 知の社会実装
(1)Society 5.0の実装(スマートシティ)
(2)創業
(3)政府事業・制度等におけるイノベーション化の推進
(4)戦略的な標準の活用
第4章 知の国際展開
(1)SDGs達成のための科学技術イノベーション(STI for SDGs)の推進
(2)国際ネットワークの強化
第5章 戦略的に取り組むべき基盤技術
(1)AI技術
(2)バイオテクノロジー
(3)量子技術
(4)マテリアル
第6章 戦略的に取り組むべき応用分野
(1)安全・安心(大規模な自然災害・感染症の世界的流行等、様々な脅威に対する総合的な安全保障の実現)
(2)環境エネルギー
(3)健康・医療
(4)宇宙
(5)食料・農林水産業
(6)その他の重要分野


関連リンク

これまでの統合戦略等

統合イノベーション戦略推進会議

「統合イノベーション戦略」(平成30年6月15日閣議決定)に基づき、イノベーションに関連が深い司令塔会議である総合科学技術・イノベーション会議、高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部、知的財産戦略本部、健康・医療戦略推進本部、宇宙開発戦略本部及び総合海洋政策本部並びに地理空間情報活用推進会議について、横断的かつ実質的な調整を図るとともに、同戦略を推進するため、内閣に統合イノベーション戦略推進会議を設置しています。


2021年6月11日

統合イノベーション戦略推進会議(第10回)

日時

令和3年6月11日(金)

議事

  1. 1.統合イノベーション戦略2021(案)について
  2. 2.「令和3年度特定新技術補助金等の支出の目標等に関する方針」及び「指定補助金等の交付等に関する指針」について
  3. 3.地域の中核となる大学の振興について
  4. 4.AI戦略2021及び新AI戦略について
  5. 5.バイオ戦略フォローアップについて

資料


2021年4月27日

統合イノベーション戦略推進会議(第9回)

日時

令和3年4月27日(火)

議事

  1. 1.研究インテグリティについて
  2. 2.安全・安心に関するシンクタンク機能について
  3. 3.公的資金による研究データの管理・利活用に関する基本的な考え方について
  4. 4.マテリアル革新力強化戦略について
  5. 5.その他

資料


    • 統合イノベーション戦略推進会議(第1~8回)(首相官邸ページ)


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◆GIGAスクール構想が必要とされるその背景に「Society 5.0時代の到来」*
◆【経産省】DX(デジタルトランスフォーメーション)推進指標とは?*
◆DXとAX(アナログトランスフォーメーション)【広島金具製作所の「吊ピタ君」(日刊工業新聞)】
◆【岡山大学 実践データサイエンスセンター】マイクロステップ・スタディ【国家戦略的イノベーション創造プログラム】



 

 

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