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昨日、6月7日から6月定例市議会が開会しました。

昨日、6月7日から6月定例市議会が開会しました。
今回は、コロナ対策の決め手として期待されているワクチン接種体制や、緊急事態宣言に伴う飲食店をはじめとする事業者支援を行っている最中であり、重要な審議が求められます。
開会日は、市長から提出される予算案と条例案の説明や、直面している市の課題や対応策について、市長が自らの考えを表明します。
来週は、各議員が一般質問に登壇して、市長の政治姿勢や当面の諸課題、また各議員の地元の課題等について、行政の対応を質す予定です。
なお、私の所属する会派、「誠友会」からは新人3人が一般質問に立つ予定です。
インターネット中継もありますので、お時間のあります方は視聴してみてください✨

2021年(令和3年)6月定例会の開催日程(予定)

誠友会

是非 議事棟4Fに傍聴へ、本市ホームページでのLive配信を、また、各市所のモニターをご覧ください!


令和3年6月定例市議会 市長説明要旨

掲載日:2021年6月7日更新

 本日,6月定例市議会を招集いたしましたところ,議員各位には,御参集いただき,誠にありがとうございます。
今回提出しております2021年度(令和3年度)補正予算案を始め,諸議案の御審議をお願いするに当たり,当面する市政の状況と議案の大要について御説明申し上げます。

始めに,新型コロナウイルス感染症についてです。広島県に発令された緊急事態宣言が今月20日まで延長されました。これに伴って本市でも感染拡大防止の取組を継続しています。
本県の感染状況については,ステージ4を脱しつつあるかに見えますが,引き続き厳しい状況であることに変わりはありません。本市でも,新規感染者数は減少していますが,変異株への置き換わりが進んでおり,感染力の強さ,感染スピードの速さを考えれば,決して気を緩めるわけにはいきません。市民や事業者の皆様には,引き続き御負担をおかけすることになりますが,今一度,一人一人が自覚ある行動をとり,感染拡大の防止に努めていただくよう,改めてお願い申し上げます。
ワクチン接種につきましては,医師会や薬剤師会など医療関係者の御協力をいただき,高齢者の7月中の接種完了に目途をつけました。集団接種については,10日から65歳以上の高齢者全員を対象とする予約を受け付けます。医療機関による個別接種についても,明日8日から接種を開始します。また,本日からは,広島県による大規模接種もビッグ・ローズで始まります。
今後は,これまでの高齢者を対象とする接種に加え,職域接種のほか,大学施設の活用も視野に入れ,一般のワクチン接種にも着手していきます。これに併せ,12歳以上の市民を対象に,6月中に接種券を発送できるよう,作業を大幅に前倒ししました。具体的な予約の開始時期などについては,追って広報ふくやまや市のホームページ等で周知します。
引き続き,ワクチン接種を巡り日々更新されていく国の方針にも柔軟に対応しながら,一日も早く市民の皆様が安心した日常を取り戻せるよう,関係機関一丸となって,円滑な接種と加速化に全力を尽くしていきます。

次に,(仮称)子ども未来館についてです。現在,基本構想の策定に向けた取組を進めています。来月には,市内外の大学や企業などから専門家を招いて基本構想検討委員会を設置し,施設のテーマや展示内容について議論を深めていきます。また,市民からの幅広い意見も伺うため,各界各層の方々が参画する市民懇話会も立ち上げます。次代を担う子どもたちが最新の科学やテクノロジーに触れ,楽しく学び,そして成長していく場にしていきたいと考えています。
次に,子ども・子育て支援についてです。先月,天満屋福山店に「えほんの国」をリニューアルオープンしました。ネウボラ相談窓口「あのね」も設置し,利用者から好評いただいています。緊急事態宣言下,えほんの国は休館していますが,引き続き,子育ての新たな拠点として,その機能を強化していきます。
次に,市政モニター制度についてです。昨年度の初回アンケートの中で,「部署が分かれてわかりにくい」,「一つの窓口で,全ての手続が終わるようにしてほしい」といった御意見をいただきました。これを受け,早速,出生と死亡に関する手続のワンストップサービスを開始しました。また,4月には,今年度第1回となるアンケートを実施し,重点政策に期待する声のほか,災害に備えた防災情報の有効な発信方法や,リニューアル工事が本格化する福山城博物館の展示の在り方など,個別の施策についても御意見をいただきました。今後も,モニターの様々な御意見を市政運営に生かしてまいります。
次に,デジタル化の推進についてです。先日,本市のデジタル化推進の司令塔となる最高デジタル責任者(CDO)とCDO補佐官が着任しました。現在,CDOの指示の下,産業・地域・行政の各分野の実行計画の作成に着手しており,年内を目途に取りまとめる予定です。社会環境の変化を踏まえる中で,対象となる事業や手続について,デジタル技術との親和性や費用対効果などを確認しながら進めていきます。本市では,これまでも,いつでも,どこでも気軽に利用できる電子申請や電子図書館の導入など,デジタル技術を積極的に活用してきました。今後も,市民の皆様に利便性を実感していただきながら,住み慣れた地域で快適な暮らしが実現できるよう,デジタル化の取組を推進していきます。

昨年実施された国勢調査の速報値が,先月,広島県から公表されました。本市の人口は461,268人と前回調査の464,811人から3,543人減少しました。住民基本台帳においては2014年(平成26年)から減少傾向となっていましたが,国勢調査では1940年(昭和15年)以来の減少となりました。
改めて,本市がこれまで取り組んできたネウボラを始めとする子育て支援策を更に強化するとともに,若者や企業をひき付ける魅力ある都市づくりを加速していく必要を強く感じています。このため,福山駅周辺の再生については,デザイン会議において駅前広場の再編に向けた議論を開始するなど,人が集い,憩えるウォーカブルな都市空間の実現に引き続き取り組んでいきます。世界バラ会議福山大会については,応援宣言の募集による大会PRの強化など,昨年度策定した実施計画に基づく取組を本格的にスタートし,国内外から注目される国際都市に名乗りを上げていきます。福山北産業団地第2期事業については,造成工事の契約後速やかに工事着手し,8月からは公募分譲を開始します。備後圏域の経済の活性化と新たな雇用の創出につなげていきます。
おおむね5年をかけて集中的に取り組んでいる抜本的な浸水対策については,今年度完了予定の川南排水機場を含め,8か所の排水機場におけるポンプのオーバーホール等が全て予定どおり終了することとなります。また,手城川流域における雨水幹線・雨水ポンプ場の整備工事に今年度から本格的に着手します。引き続き,国や県と連携して,自然災害への備えを一層強化するとともに,新型コロナとの複合災害にもしっかりと備えていきます。

最後に,今回の補正予算案についてです。
まず,新型コロナ対策としては,ワクチンの円滑な接種に向け,75歳以上の高齢者や障がい者を対象に,接種場所までのタクシー利用料を補助します。また,新型コロナ患者を病院に移送するための車両を2台追加整備します。
市民への生活支援としては,既に低所得のひとり親世帯に対して国の特別給付金の支給を開始していますが,この度はこの他の低所得の子育て世帯に対して支給を行います。
事業者の感染防止対策への支援としては,これまでの飛沫感染防止用の衝立やサーモカメラなどの設備の導入に加え,新たに消毒液やマスクなどの衛生用品の購入も補助対象とします。また,離職者と事業者のマッチングの強化や離職者を雇い入れた事業者への支援も行います。
これら補正予算以外では,繰越予算を活用した支援策の拡充として,観光関連事業者応援金の対象に,新たに文化・芸術やスポーツ関連事業者を加えるとともに,申請期間を7月30日まで延長しました。
また,生活に困窮されている方に対しては,これまでも生活福祉課と支所の担当課において,相談を受けるだけでなく,必要に応じて栄養食品やマスクなどを配布してきました。本日からは,これに生理用品を加え,生活実態に応じた支援に努めていきます。
引き続き,感染状況などを見極めつつ,必要に応じ,機動的に支援策を打ち出していきます。
新型コロナ対策以外では,債務負担行為として,みらい創造ゾーン多目的広場の指定管理料を計上しています。
以上の結果,今回の補正予算額は,一般会計で15億5,260万円の追加となりました。
予算以外の議案としては,条例案として「福山市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について」など12件,その他の議案として「山陽本線東福山・福山間回生陸橋補修工事委託契約締結について」など4件を提出いたしております。
何とぞ慎重なる御審議の上,御可決いただきますようお願いを申し上げ,提案理由の説明といたします。

本文は,口述筆記ではありませんので,表現その他に多少の変更があることがあります。

 

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