福山市ばらのまち条例
(平成27年9月定例会に提案・可決,2015年(平成27年)9月18日施行)
制定の目的
ばらのまちづくりは,本市にとって戦後復興のシンボルです。私たちは戦争の悲惨さと平和の大切さを次代へ伝えていく必要があります。
また,本市における協働の原点でもあるばらのまちづくり,先人たちが築いてきたこれまでの歩み,ばらのまちづくりから育まれてきたローズマインド(思いやり・優しさ・助け合いの心)を次世代に継承し,新たなばらのまちづくりの方向性を示す必要があります。
そのため,市民と行政が一体となってばらのまちづくりを推進し,平和の尊さや心の豊かさが実感でき,世界に誇れる「ばらのまち福山」の実現を目指すため,本条例を制定しました。
条例のポイント
・目的として,市民と市が一体となってばらのまちづくりを推進し,平和の尊さや心の豊かさが実感できる活力ある福山の実現を図ることを定めています。
・基本理念として,協働により培ってきたばらのまちづくりの取組をさらに拡充し,ローズマインドを福山の文化として根付かせ,世界に誇れる「ばらのまち福山」の実現を目指すことを定めています。
・基本事項として,ばらのまちが体感してもらえるよう環境整備に努めること,ローズマインドを育み,次代へ引き継ぐことでふるさと福山への愛着と誇りにつながるよう努めること。ばらのまちづくりの取組により,市の活力を高めるとともに都市ブランドの向上に努めることを定めています。
・ばらの日の制定について,5月21日をばらの日とし,当日にばらを贈る習慣を広めるなど,ばらを通じてばらに込められた思いや願いを伝え合うよう努めることを定めています。
条例全文 福山市ばらのまちづくり条例 [PDFファイル/87KB]
福山市子ども及び妊婦を受動喫煙から守る条例
(平成30年3月定例会に提案・可決,2018年(平成30年)4月1日施行)
制定の目的
たばこの煙が喫煙する人のみならず,周囲の人の生命及び健康に悪影響を及ぼすことが明らかとなってきており,本市においても受動喫煙防止に取り組む必要があります。
もとより,本市においては健康増進計画2018において受動喫煙防止の取組をさらに進めることとしていますが,この取組を有用なものとするため,本条例を制定しました。
条例のポイント
・目的として,子どもは自らの意思で受動喫煙を避けることが困難であること,また,妊婦の受動喫煙を通じた胎児への影響から,子どもや妊婦はより保護の必要性が高く,受動喫煙の影響から守ることで現在及び将来の市民の健康維持を図ることを定めています。
・市民の責務として,いかなる場所においても,子ども及び妊婦に受動喫煙をさせることのないよう努めることなどを定めています。
・保護者の責務として,喫煙の用に供される場所などへ,子どもを立ち入らせないよう努めることを定めています。
・市の責務として,子ども及び妊婦の受動喫煙を防止するための環境の整備に関する総合的な施策を推進することを定めています。
・市が推進する具体的施策として,受動喫煙の有害性及び受動喫煙の防止に関する知識を普及させるための施策などを定めています。