NPOや市民活動団体を立ち上げ,仲間とともに魅力あふれるまちづくりを始めませんか
福山市市民活動スタートアップ事業補助金は,活動を始めて間もない団体が円滑に事業を実施できるよう支援し,公益的な社会貢献活動を促進することを目的とした補助制度です。
今年度は5団体が交付を受け,地域課題の解決や地域活性化,魅力創出につながる事業を実施しました。
各団体の活動の様子を紹介します。
ばらのまち福山の魅力を発信 【一般社団法人ローズシティ福山】
「一般社団法人ローズシティ福山」は,ローズマインド(思いやり・優しさ・助け合いの心)を大切に受け継ぎ,市や企業・団体と連携して取り組み,ばらのまち福山の魅力を発信しています。
今年度はホームページとSNSを活用し,ばらのまち福山や世界バラ会議福山大会の情報発信を行いました。また福山シティFCと連携し,「ばら王子」によるばらのPRにも取り組みました。
今後はばらの栽培講習の発信や市内のフラワーショップと連携し,「ばらの日」にばらを贈る習慣を広めていきます。
「ばら王子」による活動の様子
「ばら王子」によるばらの植え替え体験
フィールドワークと対話で居場所づくり 【里山がっこうプロジェクト 有志の会】
「里山がっこうプロジェクト 有志の会」は荒廃が進む里山里地の有効な利活用のために定期的に有志が集まり,フィールドワークと対話を基にさまざまな活動を行っています。
作物を栽培する予定がない土地に蜜源となるレンゲツツジやクローバーの種をまき,ミツバチの養蜂を始めたり,大麦やソバを栽培したりしています。また里山林でツリーイング体験会を行うとともに,フクロウの巣箱を設置しました。
一人ひとりが自然界の多様性を学び,日々変わる世界を体験することができ,誰もが集える居場所づくりをめざしています。
活動の様子
ツリーイング体験会の様子
多文化共生のまちづくりを担う仲間づくり 【びんご日本語多言語サポートセンター「びるど」】
市内にはたくさんの外国人市民が暮らしています。「びんご日本語多言語サポートセンター「びるど」」ではホームページを立ち上げ,やさしい日本語を含む9言語で役立つ情報を発信しています。また小学生の外国語学習支援を行い,青少年の育成にも取り組んでいます。
今年度はスタッフ育成講座を行い,災害時の市民団体としての翻訳通訳支援について学び,言語支援のネットワークを広げています。
今後は学習支援スタッフ育成講座も開催する予定です。
スタッフ育成講座の様子
団体ホームページ
「誰故草」(エヒメアヤメ)の保護と普及に取り組む 【福山・誰故草愛好会】
誰故草は市の天然記念物に指定されていますが,絶滅が危惧されています。
「福山・誰故草愛好会」は自生地の下草刈りなどの環境整備を行うとともに,栽培講習会や種・苗・手作りの冊子の領布を通して,誰故草の魅力を伝えています。誰故草が絶滅した地区にある大分県豊洋小学校に種を寄贈するなど,活動は市内だけでなく全国に広がっています。
昨年4月に,50年前のものと推定される種から芽が出るといううれしい出来事があり,大切に育てています。
今後は小学生用の冊子を作成し,学習に活用してもらう予定です。
活動の様子
誰故草(エヒメアヤメ)
福山発祥 世界初のイベントを開催 【ロボリハチーム】
「ロボリハチーム」は病院業務の傍ら,出前講座や体験会でロボット普及活動を行う福山市民病院リハビリテーション科の職員による任意団体です。
これからの社会に必要なリハビリや介護ロボットの普及を阻む「ココロのハードル」を取り払えるようなインパクトのあるイベントを行いたいと,昨年3月に先進リハビリ機器を使用した運動会「第1回ロボ人ピックin福山」を開催し,多くの反響がありました。
今年さらにパワーアップした「第2回ロボ人ピックin福山」を3月12日(土曜日)に福山通運ローズアリーナで開催します。福山から世界へ,ロボット普及のムーブメントを起こします。
第1回ロボ人ピックin福山の様子(1)
第1回ロボ人ピックin福山の様子(2)
まちづくりサポートセンターは,まちづくりに関わる市民の交流拠点として,さまざまな団体を応援しています。
「まちを元気にする活動をしたい」「活動をより発展させるために,協力してくれるパートナーを探している」という人は,気楽にまちづくりサポートセンターへ問い合わせてください。
皆さんもNPOや市民活動団体を立ち上げ,仲間とともに魅力あふれるまちづくり活動を始めてみませんか。
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