時事ドットコムニュース
2022年06月30日07時15分
ウクライナ国防省情報総局は29日、ロシア側と捕虜交換が行われ、ウクライナ将兵144人が帰還したと明らかにした。フェイスブック上で発表したところによると、一度の人数としては「ロシア軍の本格侵攻が始まってから最多」。精鋭部隊「アゾフ大隊」メンバーも含まれている。
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内訳は、激戦の末に5月に幕を閉じた南東部マリウポリ包囲戦で最後の拠点となったアゾフスタリ製鉄所にいた将兵が95人。うち43人がアゾフ大隊所属という。「解放された捕虜の大半が重傷者」と説明しており、ウクライナ側が人道的見地から引き渡しを訴えた中、ロシア側にも治療の負担を軽減する狙いがあったもようだ。