認知症は誰もがなる可能性がある病気。医療や介護などの適切なサポートを受けることで、家族の負担が軽減できます。早い段階から症状や相談先を知っておくことが大切です。
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問い合わせ
高齢者支援課(084-928-1065)
9月21日は世界アルツハイマーデー
「物忘れ」と「記憶障がい(認知症)」の違い
物忘れは記憶の一部を忘れること。記憶障がいは体験の全部を忘れてしまうなど日常生活に支障が出る場合があり、症状はゆっくりと進行します。「おや?」と思うことが認知症のサインかもしれません。
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老化による物忘れ
- 体験の「一部」を忘れる
- ヒントがあると思い出せる
- 自分の今いる場所や時間が分かる
- 日常生活に大きな支障は出ない
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認知症による記憶障がい
- 体験の「全部」を忘れる
- ヒントがあっても思い出せない
- 自分の今いる場所や時間が分からない
- 日常生活に支障が出る
- 記憶の流れ
- 一部を忘れる
- 全部を忘れる
認知症は早期発見が大切です。
下のチェックリストで確認しましょう。
認知症のチェック
思い当たることはありませんか? 6項目以上に心当たりがある人は早めにかかりつけ医や地域包括支援センターなどに相談しましょう。
出典:「もの忘れが気になるあなたへ 認知症の正しい知識」
(編集発行):NHK厚生文化事業団 監修:小阪憲司 横浜市立大学名誉教授
枝広市長の今月のひとこと
先月は福山夏まつり2022と福山城400年博オープニングイベント「開幕祭」を開催しました。大きな行事を無事開催することができたのは、日頃から感染防止対策に協力いただいている皆さんのおかげです。心から感謝申し上げます。引き続き、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
今月の特集は認知症がテーマです。認知症は誰もがなり得る身近な病気です。国内の認知症高齢者の数は2025年には約700万人、65歳以上の5人に1人に達するといわれています。もし家族が認知症と診断されても、その人らしく生活するためには周りの人のサポートが必要不可欠です。まずは認知症について正しく理解することから始めていきましょう。
認知症になっても住み慣れたまちで安心して暮らし続けることができるよう、これからも認知症の人の視点に立った施策を推進していきます。