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【毎日新聞】福山城築城400年 地元書家が14メートルの紙に祝いの揮毫/2022/9/5

【毎日新聞】

2022/9/5

「吾心故郷在福山城」を書き上げた相原雨雪さん=広島県福山市の福山城で2022年9月5日午前11時36分、藤田宰司撮影

毎日書道会総務の書家、相原雨雪(うせつ)さん(76)が5日、福山城(広島県福山市)の築城400年を祝う揮毫(きごう)を行い、幅1・6メートル、長さ14メートルの紙に「吾心故郷在福山城」と大書した。

相原さんは福山市出身。書道団体「書道墨盈会(ぼくえいかい)」を率い、福山を拠点に漢字や前衛書などの創作と書の指導・普及活動を続けている。25歳から17年間、福山城博物館の職員として勤めた経験があり「お城はたくさんの人と出会い、さまざまなことを勉強させてもらった思い出深い場所」という。

幅1・6メートル、長さ14メートルの紙に甲骨文で「吾心故郷在福山城」を書く相原雨雪さん=広島県福山市の福山城で2022年9月5日午前11時23分、藤田宰司撮影
幅1・6メートル、長さ14メートルの紙に甲骨文で「吾心故郷在福山城」を書く相原雨雪さん=広島県福山市の福山城で2022年9月5日午前11時23分、藤田宰司撮影

改修を終えたばかりの天守前で約40人が見守る中、大筆を執り、古里と城に寄せる「吾が心の故郷福山城に在り」の思いを中国古代の文字「甲骨文」で表現した。

「スムーズに書けて良かった。お城に負けない迫力が出せたと思う。書のまち福山・城のあるまち福山を知ってもらい、にぎわいにつながればうれしい」と笑顔だった。【藤田宰司】


 

 

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