【RCC】
2022年9月12日
戸内海の海底を耕して環境の改善を目指す取り組みが、広島・福山市で始まっています。
漁業関係者
「0.5kmを約3ノットで耕うんします」
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福山市内海町で実施されたのが、「海底耕うん」です。「海底耕うん」とは、船に取り付けた鉄製の器具などで海底を掘り起こすもので、海の環境改善につなげる取り組みです。
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今回は、県と県漁業協同組合連合会が連携して、16日間、福山と尾道の海域4か所、合わせておよそ100ヘクタールで実施します。
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12日は、5隻の船が沖合に出て、GPSで位置を管理しながら海底を耕しました。
瀬戸内海でも漁獲量の減少が喫緊の課題となっていて、「海底耕うん」の手法の確立を目指し、効果を検証します。
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海底をかき回すことで、土壌の質が改善され、魚のエサとなる小型の生物などが増えると期待されています。
広島県 水産課 神鳥 浩典 主任
「漁業者が減っているということもありますし、また、(海の)栄養塩が減っていることもあり、漁業者自らで環境の改善を行って、水産資源を増やしているということがアピールできれば良いのではないかなと思う」
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今後、4回に分けて、砂や泥の成分のほか、魚の生息状況などを調査して、効果を検証するということです。