JR福山駅(広島・福山市)周辺のにぎわい再生につなげようと、駅前を憩いの広場にする実証実験が始まりました。

杉木健那 記者
「JR福山駅南口すぐそばにあるこちら、誰でも利用できて、くつろげる広場が、期間限定で誕生しました」

実証実験は、歩きやすく滞在しやすい「ウォーカブル」な駅周辺の実現に向けたものです。

ふだん、この場所にあるタクシー乗り場や待機場は、西側に移動しました。

広場にはおよそ400㎡に渡り人工芝が敷かれ、テーブルやイスなども用意されています。

訪れた市民たち
「すごく気持ちがいいですし、子育てしていて、歩き回れるところがいいなと思います」

「ここがにぎやかになったらすごくうれしい。ぼくが子どものころには人通りがあったような気がしますけどね」

福山市は、福山城から中央公園までの一帯およそ90ヘクタールの区域を魅力あるエリアに再生しようと、2016年から取り組んでいます。

福山市 福山駅周辺再生推進課 村上正人 課長
「人が滞在して新しいものを生み出していくことが民間事業者さんの投資を呼び込み、経済が回っていく、そのようなきっかけになるものだと思っています」

実証実験の広場は、27日までで午前9時から午後9時まで利用できます。

期間中は、▽キッチンカーの出店や、▽司書による絵本の読み聞かせなども予定されています。