【STV】
2023.3.15
道路交通法が改正されることに伴い、来月からヘルメットの着用が義務化されます。
札幌市内の自転車販売店です。
この店ではあるものを購入する人が増えてきたといいます。
それはー
(百瀬記者)「札幌市内の自転車販売店にやってきました。ご覧ください、ヘルメットがずらりと並んでいます」
スポーツタイプのものから、色とりどりのカジュアルなヘルメット。
子ども用もバリエーション豊かです。
(サイクルベースあさひ 田端昌太店長)「(ヘルメット着用の)義務化がニュースとか新聞で出ていて(購入する人が)増えてきています」
店の中ではヘルメット着用のルールが変わるとの知らせがー
道路交通法が改正され、13歳未満の子どもに義務付けられていたヘルメットの着用について、
来月1日からは「自転車を運転するすべての人」に対象が広がります。
きょう札幌市内を取材すると、ヘルメットを着用している人の姿はまばらでした。
(自転車利用者)「(義務化)知らなかったです。もしもの時に頭を守る意味では(ヘルメットを)したほうがいいなと思っているので。
スキーとかだとヘルメットを着用するけど、ああいうヘルメットを着用するのもいいかなと」
(自転車利用者)「友達が転んで頭がい骨を骨折したので、それ以来(ヘルメットを)着けるようにしています」
じつは道内では去年、自転車乗車中の事故で亡くなった人は12人。
そのうちヘルメットを着用していたのは、たった1人でした。
(道警本部 交通企画課 吉田勝彦課長補佐)「道内では昨年1248件の自転車の交通事故が発生しています。
その中で(全国平均より低い)7.8%の方しかヘルメットをかぶっていなかったという統計がでています。
自転車を運転するときはヘルメットをかぶって運転するという意識づけと、さらに習慣化が必要となってきている」
頭部を保護し命を守るヘルメット。
着用のポイントを聞きました。
(サイクルベースあさひ 田端昌太店長)「あごひもをつけていただいて、このアジャスターボルトを締めていただいて」
頭部のサイズを調整した後、大切なのは、あごひもです。
指が縦に1、2本入るくらいがベストだといいます。
あごひもがきついと、衝撃を受けたときに首がしまる可能性があり、注意が必要ということです。
来月からの道路交通法の改正ではヘルメット着用は“努力義務”ですが、
頭部を衝撃から守るため、ヘルメットを正しく身に着け習慣化することが重要となっています。