【OncenNews】
2023/03/29
広島県福山市の鞆の浦温泉にある「景勝館 漣(さざなみ)亭」で、天然ラジウム温泉を堪能してきました!情緒あふれる港町の海沿いに立地する「景勝館 漣亭」をご紹介します。
また、鞆の浦温泉を訪れるなら「常夜燈」などを巡る鞆港散策は是非したいところ。加えて、福山市中心部で「福山城跡」や「国宝 明王院」もぜひ訪れたいですね。
囲炉裏でお出迎え
新幹線も停まるJR福山駅から鞆の浦温泉へのアクセスは、車で約30分。「景勝館 漣亭」に着き玄関をくぐると、素敵な囲炉裏と落ち着いたBGMがやさしく出迎えてくれます。
あたたかいお茶で、旅の疲れも癒されますね。
天然ラジウム温泉のインフィニティ風呂
海沿いの温泉宿ならではの、開放感のある露天風呂に肩まで浸かれば、浴槽が瀬戸内海と一体化したかのような雄大な気分が味わえます。
訪問した日はあいにくの曇天でしたが、露天風呂は格別の解放感。とろりとした天然ラジウム温泉とあいまって、いつまででも入っていられそうな気分。
日本有数のラジウム(単純弱放射能冷鉱泉)含有量を誇る鞆の浦温泉。大綿津見命と須佐之男命が祀られる沼名前神社のそばには干ばつの年にも水源が渇くことのない霊泉がありました。「幸水」とも呼ばれ、源泉は古くから病気回復に効く霊験灼かな水だったのです。
コワーキングスペースも
2022年に「景勝館 漣亭」はコワーキングスペースも新設。20〜30名で利用可能な会議室もあるため、『海辺で過ごすワーケーションステイ』という利用方法もありそうです!
情緒あふれる港町「鞆の浦」
映画「崖の上のポニョ」、大河ドラマ「龍馬伝」、TBSドラマ「流星ワゴン」など数々の映画・ドラマのロケ地としても知られる「鞆の浦」。
近世の港湾施設として日本遺産にも登録されていますが、江戸期の港湾施設でもある「常夜燈」「雁木」「波止」「舟番所」「焚場」などがほぼ完全な形で現存しているのは日本でここだけとも言われています。
「常夜燈」や「波止」と併せて、国の重要文化財にも指定されている「太田家住宅」に代表されるような風情のある町並みを、ゆったりと散策するのもおすすめです。特に晴れた日には、鞆港を一望できる「鞆の浦歴史民族資料館」のある高台にも頑張って登ってほしい。
もし、あなたが歴史マニアあるいは龍馬ファンなら「桝屋清右衛門宅」も必見です。約7畳の龍馬の隠れ家に実際に身を置いて、明治維新前夜に思いを馳せてみてはいかがでしょう?
福山市中心部も見所いろいろ
鞆の浦温泉へのアクセスはJR福山駅からバスあるいは旅館やホテルの送迎で向かう方が多いと思います。JR福山駅は市中心部に位置し、「福山城跡」や「国宝 明王院」など見所もいろいろです。
まず、JR福山駅の北口を出ると目の前にそびえ立つのが福山城跡の石垣です。ほぼ築城当時の石垣が残っているため、これだけでも一見の価値あり。名古屋出身の筆者は街中の「城」「石垣」には慣れている方だと思っていましたが、新幹線降りてすぐの「石垣」はスゴイ。城マニアのあなたなら、他城に類例がなく、2022年のリニューアルで復元された「天守北側鉄板張り」が要チェックですね!
また、バスまたはタクシーでJR福山駅から約15分のところにあるのが国宝 明王院です。807年弘法大師の開基と伝えれれる明王院の本堂の建立は、鎌倉時代末期の1321年、五重塔は1348年の建立で全国で5番目の古さを誇る五重塔です。
天然ラジウム温泉と江戸期の港湾施設の残る風情ある港町、広島県福山市の鞆の浦温泉をぜひ一度訪れてみてください。
(取材・文:Vermiliおん、編集:hotspring727)
© 株式会社WHyKNOT
おんせんニュース
温泉好きによる温泉好きのためのWebメディア