【くるまのニュース】
2023.06.26
ユーザーの中には、これまで交通違反で捕まった経験があるという人もいるでしょう。
交通違反で検挙されると違反点数が累積したり、高い反則金を支払うことになります。
警察庁の統計資料によると、2022年中に最も検挙数が多かった交通違反は「一時不停止」で、146万6131件でした。
これは検挙件数全体の約23.9%を占めており、1日当たり4000件以上の取り締まりがおこなわれている計算になります。
しっかりと一時停止をしなかったクルマが交差点で出会い頭に衝突する事故が多く発生しているため、おのずと取り締まりも厳しくなる状況があるといえるでしょう。
「一時不停止」に次いで多いのは「最高速度違反」の93万2260件であり、その中でも「時速20km以上25km未満」の速度超過の検挙件数が特に多くなっています。
最近では、各警察が狭い道路でも取り締まりができる「可搬式オービス」を導入しており、幹線道路だけでなく生活道路においても取り締まりが強化されています。
そして3番目に多いのは「放置違反金納付命令件数」で69万8533件でした。
この放置違反金納付命令とは駐車違反をしたドライバーが警察に出頭せず、違反金の納付をしなかった場合などに公安委員会から出される命令のことをいいます。
違反金の支払いを無視し続けていると、最悪の場合車検が受けられない、強制的に財産が差し押さえられるといった事態に発展する恐れがあります。