秋の「全国交通安全運動」に合わせて、広島県内でも自転車の一斉取り締まりが行われています。

広島市東区牛田新町の国道54号沿いでも、警察官が信号無視の取り締まりや、両耳にイヤホンを着けて運転している人たちを指導しました。国道54号沿いでは去年、信号を無視した自転車と左折してきた乗用車が衝突する事故も発生しています。

広島東警察署 河野浩樹 交通課長
「(県内の)自転車事故の約7割になんらかの交通違反があった。自転車の交通ルールはたいしたことないと思われがちだが、交通事故のリスクを軽減するには交通ルールを守ってもらうことが大事」

25日朝の1時間の取り締まりで、警察官が交通違反の指導をした件数は15件でした。(両耳イヤホン14件/スマホ運転1件)

警察によりますと、県内ではことし8月末までに自転車が関係する事故が607件発生していて、592人がけが、3人が亡くなっています。事故は、朝や夕方の学校の登下校や通勤などで交通量が増える時間帯に多く発生しているということです。