【maidonanews】
2023.10.19
「モクテル」というノンアルコールカクテルを提供するバーやレストランが増えているという。そんななか、「私がお酒を頼んでもお茶を出して!」と客に頼まれたという、酒場にまつわる投稿が注目を集めた。
それを受け、おかっぱせんせー(@rouge_rg)さんがバーを営んでいた時代の経験談をX(旧:Twitter)に投稿。大きな話題になった。
「バーをやってた時の話。男女2人でご来店、女性が『仕事関係の着信があったからかけ直してきますね』と外へ。店の電話が鳴る。『今入店した者ですが、全部ノンアルコールで誤魔化して下さい!お願いします!』。何食わぬ顔で『ご予約承りました』と返答。その後2人の様子を見ていて色々とお察ししました…」
「バーは目の前で作るからこそ、カクテルを知ってる人が相手だと、お酒を入れてないのがバレる。だからそういうシチュエーションのために、シロップ類などをお酒の瓶に移し替えてた。電話で、相手がトイレに行ってる間に、トイレから電話で…と色々なパターンがあったな。うん、ほんと、みんな色々あるよね…」
そもそも2人で行かなければいい→男女問わずビジネスのお付き合いの場合も
さらに続けて、実は「男性側」からの依頼も少なくなかった、とポスト。
「『そもそも2人で行かなければいいのに』という方のために補足しておきますと、繁華街からもビジネス街からも近いかっちりしたオーセンティックバーだったので、ビジネス利用の方も結構いらっしゃいました。よって、男性女性に関わらず、『飲みたくないけどお付き合いしなければ…』というシチュエーションをお見かけすることが多々あり、男性からも何回もこっそり言伝(ことづて)、ということは何度もありました。女性の場合はそこへ更に、ビジネスにかこつけて邪(よこしま)な思いを満たそうとする相手の場合があり、全力で神経を尖らせていました。カウンターの中からだと、どういう関係なのか、何を思っているのか、とてもクリアに見えます」
伝統的な「ノンアルコールのカクテル」も
また補足として、通常のバーであれば、ノンアルコールのカクテルを注文した場合でも、店側に金銭的な損失はないことも投稿。
「ノンアルコールカクテルでもカクテルとしてきちんとお作りするので、アルコール入りの物と原価は大して変わらず、よって料金も大して変わりません(きちんとレシピがある伝統的なものもあります)。また、オーセンティックバーでメニューをご覧になる方はあまりいません。どの店でもカクテル名や酒の名前で分かってもらえますし(ど忘れしても『えーとほらアレとアレが入ってる…』で通じますし、好みに合わせて提案もしてもらえる)、街と店内の設えでおよそこれくらいだろうと相場の見当がつくためです。決してボッタクっているわけではありません…」
本来「バー」ではナンパ行為もお酒の強要もタブー
バー経営者だった時代のおかっぱせんせーさんの経験談に対して、コメント欄には多くの共感の声が殺到。その中には、「お店の人が男の人とグルだったら怖いですね」というコメントも寄せられた。
「まともなバーなら絶対に女性を守ります!ナンパのような行為もタブーですし、それを知らないんだなという人の場合は、さりげなくバーテンダーが間に入ります(バーテンダーの知人も皆同じように言います)。あと、飲めない(飲みたくない)のに無理矢理連れて来られた人もフォローします」と、返信していたおかっぱせんせーさん。
果たして、ノンアルを指定した女性はどうなったのか?おかっぱせんせーさんにお話を聞いた。