【grapee】
2024-01-15
島国であることに加え、複数のプレートがひしめき合っている点から、日本は『災害大国』と呼ばれています。
中でも多いのが、地震。これまでも日本は幾度となく大地震に襲われ、そのたびに支え合ってなんとか乗り越えてきました。
2024年1月1日には、石川県を中心とした令和6年能登半島地震が発生。同月15日現在も、被災地では支援活動が行われています。
野口健、登山家の経験を生かして『寝袋の活用法』を呼びかけ
自身の経験を生かし、災害時の支援について啓発している、日本を代表する登山家の野口健さん。
2016年に起こった熊本地震でも、自身が代表を務める認定NPO法人ピーク・エイドを通し、テントを活用した避難所を設営しています。
今回の大地震でも、野口さんは被災地を支援すべく、団体を通して活動。被災者に寝袋を届けるべく、準備に励んでいるとのことです。
震災からおよそ2週間が経過した2024年1月14日、野口さんはX(Twitter)アカウントを更新。寝袋の快適な使い方について動画で分かりやすく解説をしました。
登山をするにあたって、寝袋は必須のアイテム。登山家としての経験から、野口さんは寝袋の扱いに長けているといえます。
そんな野口さんが呼びかけるのは、『一番最初に優しく振ることで、寝袋を柔らかくする』という行動。
寝袋は屋外で使われることが多いため、コンパクトにたたんで収納されています。袋から取り出した後は、まず羽毛の中に空気を入れて柔らかくするといいそうです。
ほかにも野口さんは、「寝袋に入る時に厚着はNG」という豆知識を紹介。厚着をすると寝袋の温かさが遮断されてしまうため、寒い時は、寝袋の上から毛布などをかけるといいのだとか。
何度も寝袋を使ってきたからこその、野口さんの知識に、ネットからは「知らなかった!」という声が相次いでいます。
・いつか被災してしまった時のためにも、これは広まるべき。
・とても参考になります!厚着した状態で入るとよくないというのは、知りませんでした。
・寝袋を多用する人には常識だけど、意外とこういう情報って知られていないんだよね。
生きる上で、睡眠時間はとても重要。しっかりと眠ることができないと、心身ともに疲労が蓄積してしまいます。
災害はいつ起こるかが予測できません。今回被災しなかった人たちも、今後のため頭に入れておきたいですね。
[文・構成/grape編集部]