福山から伝える、ばらの未来と平和への願い
ばらの新品種国際コンテスト
新品種国際コンテストでは、農薬散布を前提としない、誰でも育てやすく、まちなかでの栽培に適したばらを、大会記念ばらとして決定し、福山から世界に、まちの豊かな景観を創造するタウンスケープローズ(まちなかのばら)として広く普及を図っていきます。
2023年の初めに、国内外からばらの苗を受け入れ、福山の気候の下で育成しています。
今年5月には色とりどりのばらが開花し、1年かけて行う審査が始まりました。
見た目はもちろん、香りや病気の耐性、花の付き方など、ばらによってさまざまな違いがあります。
コンテスト会場である園芸センターでは、審査対象のばらを誰でも見ることができるので、多様なばらを楽しんでください。
秋ばらの見ごろは、10月中旬~11月中旬です。
※応募苗38品種のばらの様子は大会ホームページに掲載
https://wrc2025fukuyama.jp/rose_trials_observe/
福山に咲く平和のばら
ばら公園に最初に植えられたばらの1つである「ピース」をはじめ、平和への思いが込められたばらが市内各地に植えられています。ばら公園の「平和のばらコーナー」ではさまざまな品種のばらを見ることができます。
ピース
第二次世界大戦末期の1945年4月に、世界平和への願いを込めて名付けられたばら。
スヴニール・ドゥ・アンネ・フランク
「アンネのばら」とも呼ばれ、親しまれているばら。ホロコースト記念館をはじめ、市内のさまざまな場所で育てられています。
ICAN
2017年にノーベル平和賞を受賞した「ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)」の名前を冠したばら。
平和のばらを広める活動
幸千中学校では、「アンネのばら」を接ぎ木で増やし、市内外の学校などに贈っています。今年度はオランダ大使館を訪問し、「アンネのばら」をプレゼントしました。
また、「『地域ばら花壇』を次の世代へつなぐ会」は福山大会記念事業として、「アンネのばら」が植えられている花壇にプレートを設置しています。プレートは幸千中学校の生徒が、贈呈メッセージは福山暁の星女子中学校の生徒がそれぞれデザインしました。
今月の1枚
シモーヌ・ヴェイユの薔薇
ホロコーストを経験した女性政治家で、今年フランス硬貨の顔にも選ばれたシモーヌ・ヴェイユへの敬意を表し、世界平和への思いを込めて誕生したばらです。ばら公園に寄贈され、植えられています。
今月のみんなで創ろう!のコーナー
国道2号沿いの「ばら・ボランティア」によるVSP活動パネル展~道路ふれあい月間~
国道2号植樹帯の維持管理・清掃は、ボランティアの皆さんの協力により行われています。8月の「道路ふれあい月間」に合わせ、VSP(ボランティア・サポート・プログラム)活動のパネル展を行います。ばらのまち福山の道路を、常に美しく・安全に・正しく利用しましょう。
日時
8月1日(木曜日)~16日(金曜日)
場所
福山市役所本庁舎1階 市民ホール
問合せ
福山河川国道事務所道路管理課VSP担当(☎084-923-2553)
絵本「ゆうちゃんとまほうのばら~ばらのまち福山~」原画巡回展(東部会場展示)
本市が「ばらのまち福山」と呼ばれるようになるまでの市民の取り組みを伝える絵本の原画を展示します。
日時
8月1日(木曜日)~19日(月曜日)10時~19時
場所
東部図書館
内容
絵本の原画展示、世界バラ会議福山大会に関する展示
問合せ
東部地域振興課(☎:084-940-2574)
ばらの育成・管理に関する勉強会を行っています
ばらの育成や管理に従事する職員、市内造園事業者を対象に、公共空間のばらの管理に携わる人材育成を目的とした勉強会を開催しています。
2025年に美しい花を咲かせるためのばらの管理方法について、ばらの育成・管理の専門家である松尾正晃さんから実技指導を受け、学んでいます。
今後、市民向けの講座も実施する予定です。
このページに関するお問い合わせ先
世界バラ会議推進室
電話:084-928-1210