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【financial】車検を受けられる期間が有効期間満了日の2ヶ月前に変わったって本当? 有効期限が切れた状態で公道に出るとどうなる?

【financial】

車検を予約する際、混雑に悩まされている人がいるかもしれません。その中で車検を受けられる期間が有効期間満了日の1ヶ月前から2ヶ月前に変わったと聞き、本当かどうか気になる人もいるでしょう。本記事で解説していきます。

あわせて、有効期限が過ぎているにもかかわらず、公道に出た場合の罰則もまとめました。

FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

車検を受けられる期間が有効期間満了日の1ヶ月前から2ヶ月前に変わったのは本当?

国土交通省によると、車検を受けられる期間は2025年4月より「有効期間満了日の2ヶ月前から満了日までの間」に延長されます。延長が決定した理由としては、年度末の混雑が関係しており、混雑緩和と自動車整備士の働き方の改善を目的として導入される予定です。

そのため2025年4月からは余裕をもって車検のスケジュールを組める可能性があります。

車検の有効期限が過ぎているのに公道に出た場合の罰則

車検の有効期限が過ぎているにもかかわらず、公道に出た場合の罰則は、以下の3つに分かれます。

・車検のみが切れている場合
・自賠責保険(共済)のみが切れている場合
・車検と自賠責保険の両方が切れている場合

それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。

車検のみが切れている場合

車検のみが切れている場合は無車検運行に該当し、道路運送車両法第58条違反となる可能性があります。無車検運行に適用される罰則は、以下の通りです。

・行政処分:6点・免停30日間
・罰則:6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金

自賠責保険のみが切れている場合

自賠責保険は、車を所有するうえで必ず加入しなければならない保険です。強制保険とも呼ばれ、車検時に加入手続きをとることが一般的とされています。

自賠責保険は基本的には車検の有効期限と合わせて満了となるケースが多いため、車検が切れていると自賠責保険も切れている場合があります。自賠責保険のみが切れている場合の罰則は、以下の通りです。


・行政処分:6点・免停30日間
・罰則:1年以下の懲役または50万円以下の罰金

車検と自賠責保険の両方が切れている場合

車検と自賠責保険の両方が切れている場合、以下のような罰則が科せられる可能性があります。


・行政処分:6点・免停90日間
・罰則:1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金

なお道路交通法施行令により、同時に複数の違反行為がある場合、違反点数はより高いものが適用されると定められています。

車検を受けられる期間が有効期間満了日の1ヶ月前から2ヶ月前に変更となるのは2025年4月から

2025年4月から、車検を受けられる期間は、有効期間満了日の2ヶ月前に変更されます。車検が切れてしまうと、さまざまな手間や時間がかかります。また、仮に車検切れのままの状態で走行すると、重い罰則が科される可能性があります。

車検の有効期間満了日が延長されたことを有効活用し、余裕を持ったスケジュールで車検を進めていきましょう。

出典

国土交通省 来年4月より、車検を受けられる期間が延びます~ 年度末を避けて余裕をもって受検をお願いします ~

※2024/08/29 タイトルと記事を一部変更しました

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー


 

 

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