【kuruma】
ヘッドライトは時間とともに黄ばんでいきます。なにか効果的な対処法はあるのでしょうか。
なぜヘッドライトは黄ばみやすい?車検NGのおそれも
ヘッドライトは、夜間やトンネル内を走行する際、前方の視界を確保し安全を保つために必要不可欠なものです。
そんなヘッドライトですが、一部の車種などでは時間を重ねるとともに劣化によって黄ばみ、曇りが目立つようになってしまいます。
そもそも、なぜ黄ばみが目立ちやすくなってしまうのでしょうか。
その原因は、ヘッドライトカバーの素材にあります。
ヘッドライトカバーは、「ポリカーボネート」と呼ばれるプラスチックの素材でできています。
このポリカーボネードは、強度に優れ、事故による衝撃を受けてもガラスに比べ破片が飛び散りにくいというメリットがあります。
しかし、その一方で紫外線や熱には弱く、長時間浴び続けると劣化により変色してしまうという性質を持っています。
そのため、ヘッドライトはどうしても時間が経つと黄ばみやすくなってしまうのです。
そして、ヘッドライトが黄ばんだ状態だと見た目の悪さはもちろん、ライトの光が弱まってしまうおそれがあります。
道路交通法では、ライトの明るさについて一定の基準が設けられています。
その基準については、ハイビームの場合は「夜間にその前方100mの距離にある交通上の障害物を確認できる性能」、ロービームでは「夜間にその前方40mの距離にある交通上の障害物を確認できる性能」となっています。
そのため、ヘッドライトの黄ばみが悪化しすぎていると、車検に通らなくなる可能性も。
このような事態を避けるためにも、ヘッドライトの曇りが目立ってきた場合は、なんらかの処置をとる必要があります。