内容

例年3月は、周囲を取り巻く環境の変化が多い時期です。環境の変化にうまく対処できず悩みを抱え込んだり、周囲に相談できず孤独感を深めたりと、自殺に追い込まれてしまう人も少なくありません。そのため、国は2010年から毎年3月を「自殺対策強化月間」と定め、自殺対策に関する啓発活動を全国で行っています。
全国の自殺者数は減少傾向でしたが、2020年（令和2年）からは増加に転じました。2023年（令和5年）の自殺者数は21,037人で前年より減少しましたが、今もなお2万人を超えています。
自殺は、さまざまな要因により心理的に「追い込まれた末の死」であり、その多くが防ぐことのできる社会的な問題であると言えます。「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現のため、互いに支えあう気持ちを持つことで守られる命があります。

周囲ができること

自殺を考えている人は、心の中では「生きたい」という気持ちとの間で激しく揺れ動いています。身近な人がいつもと違う様子のときは声をかけ、本人の話に耳を傾けたり専門家につないだりしましょう。

あなたもゲートキーパーになりませんか？

ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聴き、相談先へつなぎ、見守る人のことをいいます。身近な人がゲートキーパーとして適切に関わることで、相談先へつながったり「死にたい」気持ちが和らぐことがあります。
ゲートキーパーは特別な資格ではなく、心掛けひとつで誰でもなることができます。ご興味のある方は、ゲートキーパー養成研修 を受講することでより学びを深めることができます。

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一人で悩まず相談を

誰かに助けを求めたり、悩みを相談することに抵抗を感じる人が少なくありませんが、問題を一人で解決するには限界があり、誰かに力を借りることも大切です。
福山市ではこころの相談の他、生活や経済などさまざまな悩みに応じた相談窓口があります。あなたの悩みにあった窓口へご相談ください。​

▼詳しくはこちらへ
福山市のさまざまな相談窓口～ひとりで悩んでいませんか？～ [PDFファイル／775KB]

★自殺対策強化月間ポスター（2月中旬掲載予定）

「自殺対策強化月間パネル展」を開催します

自殺対策についての展示、相談窓口の紹介など