ビッグデータでイノシシ対策 広島・福山
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イノシシによる農作物被害を防ごうと福山市でビックデータを活用した実験が始まりました。 福山市の蔵王山で始まった実証実験。約750mの範囲に赤外線センサーを8カ所設置しイノシシなどの動きを検知します。 データはネット経由で集められパソコンの地図上に表示します。 これまでイノシシの生息場所は猟師などの経験をもとに推測してきましたがこの装置を使えば生息分布が一目でわかるようになります。 福山市では今年度に入ってイノシシの出没が相次いでいて職員が出動した件数は2倍以上になっています。 福山市農林水産課の佐藤貴保課長は「今回デジタル技術を活用して効率的、有効的なイノシシ対策につなげていきたいと思っています」と話します。 実証実験は3月末まで行われる予定で、市は集めたデータを罠の設置する場所や住民への周知などに役立てたい考えです。