世界に届けよう!未来へ残そう,福山の心”ローズマインド”
「ばらのまち福山」が世界に認められた👑
2025年5月に本市で開催する「世界バラ会議」は、世界40か国が加盟する世界バラ会連合が3年に一度開催する国際会議です。日本での開催は、2006年の大阪大会に続き2回目で、約700人の参加を見込んでいます。
世界バラ会連合ロゴ
2017年、世界バラ会連合のケルビン会長(当時)とヘルガ大会実行委員長が福山を視察に訪れ、「長年のばらのまちづくりに対する市民の思いや、ばらへの熱意を強く感じた」と高く評価しました。
市民と行政の協働によるばらのまちづくりやローズマインド(思いやり・優しさ・助け合いの心)を大切に育んできた取組が世界から評価され、世界バラ会議福山大会の開催が決定しました。
ばらのまちづくりの歴史
福山市とばらとの深い関わりは、60年以上前にさかのぼります。
戦争の傷跡が癒えない1950年代半ば、まちの復興に向け懸命に生きる住民の中から「花を植えよう。荒廃したまちに潤いを与え、人々の心に和らぎを取り戻そう。」という声が起こりました。そして、市民の手によって現在のばら公園におよそ1,000本のばら苗が植えられたのが、ばらのまちづくりの始まりです。
この動きは多くの人々の心を打ち「花は美しい、それを愛し育む人の心はなお美しい」を合言葉に、市内の至る所に小さなばら花壇が作られ、ばらを通じた様々なまちづくりが取り組まれてきました。
1985年には、ばらは市の花に制定され、福山市のシンボルとなりました。
ばらへの慈しみが思いやり・優しさ・助け合いの心を育み、「ばらづくりは優しいまちづくりにつながる」という人々の思いが「ローズマインド」という言葉を生み、家庭の庭先から道沿いの小さな花壇へ、そしてまち全体に広がり根付いていきました。
2015年には「福山市ばらのまち条例」が制定され、市制施行100周年にあたる2016年に「100万本のばらのまち福山」を実現しています。
第20回世界バラ会議福山大会2025 3つのコンセプト
第20回世界バラ会議福山大会(以下「福山大会」と言います。)のコンセプトは次の3つです。
みんなで創ろう!
「ローズマインド」を大切にした、みんなで創る大会に
市民の中で育まれたローズマインド(思いやり・優しさ・助け合いの心)により、企画の段階から多様な立場の人々が参画し、大会を共に創り上げます。
みんなで盛り上げよう!
「オール福山」で、ばらのまち福山を盛り上げませんか
大会の開催に向け、一人ひとりの活躍の場を創出します。日々変わっていくまちの様子や市民みんなが協働して大会準備に取り組む姿を広く伝え、「オール福山」 で開催を盛り上げます。
みんなで輝こう!
さらに発展し、輝き続ける「ばらのまち福山」へとつなげよう
大会の成功を通じて、ローズマインドによる共創の取組を広げます。また、新たなばらの魅力を創出し、人・まち・産業が活気づく次なるステージへ踏み出す大会とします。
「みんなで創る」大会に~「世界バラ会議福山大会2025応援宣言」大募集中~
ばらのまち福山を盛り上げる皆さんの取組や活動を、「応援宣言」として募集しています。
寄せられた「応援宣言」は、大会ウェブサイトで紹介し、まちじゅうをばらやローズマインドでいっぱいにしながら世界に発信します。
特典として登録証のほか、個人の方にはピンバッジ、企業・団体にはのぼり旗をプレゼント!
世界バラ会議福山大会公式ウェブサイト内の応援宣言応募ページから登録できます。
「福山大会記念ばら(新品種)国際コンテスト」を開催します
(WFRS Landscape Rose International Contest in Fukuyama)
大会開催を記念し、次の基本コンセプトに沿う「はらの新品種国際コンテスト」を開催します。数年をかけた審査の上「大会記念ばら」を決定します。
■大会記念ばらの基本コンセプト(すべてを満たす)
・福山の気候に適し、耐病性に優れ、樹勢が強い
・限りなく無農薬で育てられる
・「ばらのまち福山」を彩るにふさわしい
■コンテスト概要
開催地の気候に適応し、人や環境に優しく、まちの景観を彩るにふさわしいばらを世界中の育種家などから募り、市内で栽培しながら、数年の経過観察と3回の審査を経て「記念ばら」として決定します。(決定は大会期間中の2025年5月)
■募集要項等の詳細は、2022年(令和4年)4月頃に広報ふくやま、HP等にて発表します。
このページに関するお問い合わせ先
世界バラ会議推進室
Tel:084-928-1210