2021年12月1日更新
特別企画展「島田荘司― 大河小説、戦後昭和史・平成史、土地の物語としての〈吉敷竹史シリーズ〉」
福山市出身のミステリー作家島田荘司の代表的な作品には、名探偵御手洗潔が活躍する〈御手洗潔シリーズ〉と、刑事吉敷竹史が事件の真相に迫る〈吉敷竹史シリーズ〉があります。〈吉敷竹史シリーズ〉は、1984年2月に刊行された『寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁』によってはじまり、不可能犯罪とトラベルミステリーが融合したこの作品は、多くの読者の支持を得て、著者の出世作となりました。その後、〈吉敷竹史シリーズ〉は、『出雲伝説7/8の殺人』(1984年)、『北の夕鶴2/3の殺人』(1985年)と続けて刊行され、〈御手洗潔シリーズ〉とともに、人気シリーズとなっていきました。
本展では、〈吉敷竹史シリーズ〉を、吉敷竹史と加納通子をめぐる大河小説、戦後昭和史・平成史、土地の物語としての三つの視座から、作品世界の魅力に迫ります。
本展は、2022年3月6日(日曜日)までふくやま文学館で開催しています。
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ふくやま文学館
Tel:084-932-7010
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