特集めぐって魅力を再発見!
鞆さんぽ
瀬戸内海のほぼ中央に位置し、万葉の時代から潮待ちの港として栄えた鞆の浦。築城400年を迎えた福山城の城主 水野勝成や福山藩にとっても、重要な港町であり商都でした。歴史的な町並みと瀬戸内の風光明媚な景色が溶け合うこの町に、観光の周遊拠点となる新スポット「鞆てらす」が誕生。さらに、この秋は3年ぶりに「21世紀の朝鮮通信使 日韓トップ囲碁対局・鞆」が開催されるなど見どころが満載の鞆の浦へ、出掛けてみませんか。
地域同士の交流を活発に
各地域ならではの歴史・文化・郷土料理などの資源。市では、個性豊かな地域の魅力を高め、地域同士がつながることで、市全体の発展をめざしています。
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問い合わせ
文化振興課(084-928-1117)
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ID
274471
秋の鞆の浦エリアを散策しよう
新施設がオープンし、さまざまなイベントが開催されるなど、いつも以上ににぎやかになりそうな鞆の浦。この秋行きたいおすすめスポットをピックアップして紹介します。趣ある町家や商家が軒を連ねる風情ある町並みを歩きながら、小さな秋旅が楽しめます。
鞆町町並み保存拠点施設鞆てらす
明治時代の町家を伝統的な技法を用いて再生した建物では、鞆の町並みの特徴や工法などをさまざまな視点から紹介しています。展示や映像により、潮待ちの港として栄えた町の歴史や祭りについても学べます。
電話番号:084-982-6760
入場料:無料 ※駐車場なし
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鞆の町並みの特徴や、伝統的な建造物の工法を「見て」「触れて」学べます。
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入り口のシアターでは日本遺産「福山・鞆の浦」のストーリーなどを紹介しています。
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鞆の浦関連の雑誌などが閲覧できる交流室。飲食可能なので休憩に利用できます。
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祭りに関する実物展示やタッチパネルでの検索を楽しむことができます。
国史跡福禅寺 対潮楼(たいちょうろう)
朝鮮通信使の迎賓館として福山藩が中心となり建立した客殿。「日東第一形勝」とたたえられた座敷からの絶景は、一見の価値があります。
電話番号:084-982-2705
入場料:おとな200円、中高生150円、小学生100円
鞆の浦 歴史民俗資料館
「鍛(きたえる)」「漁(すなどる)」「祭(まつり)」「舗(みせ)」「醸(かもす)」をテーマにした、この町ならではの独特な歴史や文化に触れるユニークな展示が魅力。鞆城跡の高台にあり、町並みを一望できます。
電話番号:084-982-1121
月曜日休館 ※10月12日(水曜)・13日(木曜)は休館
入館料:一般150円、高校生まで無料
沼名前神社(ぬなくま)
鞆を代表する神社。境内には豊臣秀吉にゆかりがあると伝わる国内唯一の移動式能舞台があります。
電話番号:084-982-2050
拝観料:無料
4施設をお得に巡れるクーポン!
バス券付きセットも発売中!
- 鞆の浦歴史民俗資料館
- 太田家住宅
- 福禅寺 対潮楼
- いろは丸展示館
Event情報
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@福禅寺 対潮楼
10月8日(土曜日)
12時00分から13時00分まで
韓国棋士
出迎え韓国棋士を朝鮮通信使に見立て、伝統衣装を身に着けて常夜燈前から鞆公民館まで行進します。
14時00分から16時30分まで
21世紀の朝鮮通信使
日韓トップ囲碁対局・鞆朝鮮通信使ゆかりの対潮楼を舞台に、日韓共通の文化である囲碁のプロ棋士によるペア碁対局が見られる大盤解説会を開催します。
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@鞆の浦歴史民俗資料館
10月14日(金曜日)から12月4日(日曜日)まで
福山城築城400年記念事業
鞆の浦歴史民俗資料館 特別展「沼名前神社~福山藩ゆかりの宝物~」
能舞台とともに沼名前神社に寄進された福山藩ゆかりの宝物が集結。
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@沼名前神社
11月8日(金曜日)
13時30分から
水野家ゆかりの
名舞台に舞う福山城築城400年を祝し、大島家親子3代が新作能「鞆浦」を舞います。
市中心部とのつながり
学芸員 檀上さんに聞きました!『保命酒と福山藩』
江戸時代前期に醸造が始まった保命酒は、福山藩の庇護を受け、備後の名産品として全国に名をはせました。頼山陽をはじめ多くの文化人が愛飲したことでも知られ、「福山藩の御用酒」として朝鮮通信使などの来賓をもてなす際に供されたり、外交の際には贈答品として重宝されたりしたそうです。福山藩の歴史において極めて重要な意味をもつことを知ると、鞆の浦や保命酒に対するイメージがまた違って見えてきませんか。
枝広市長の今月のひとこと
長引くコロナ禍で市民の皆さんには継続的に感染防止対策に協力いただき、感謝申し上げます。今後も感染状況に注視しながら、社会経済活動との両立に取り組んでまいります。また今月からオミクロン株対応ワクチンの接種を始めます。引き続き一人ひとりが取り組める、基本的な感染防止対策の徹底と積極的なワクチン接種の検討をお願いします。
今月は鞆の浦の散策を特集しています。鞆の浦は古くから海上交通や交易の要衝として栄え、この地が備後地域の交流拠点であった足跡が今も残されています。7月末には地域住民と来訪者の交流や観光周遊の拠点となる施設「鞆てらす」がオープンし、これまで以上に鞆の浦の魅力に触れやすくなりました。
さわやかな秋空のもと、人との間隔を空けながら散策し、鞆の浦の魅力を再発見してみてはいかかでしょうか。