かなり重要なニュースですが、淡白な現状解説にとどまっており逆にわかりやすいと感じました。
アメリカ本国の金融界・産業界も昨年あたりからザワついています。
問題の根幹は「エネルギーと通貨」の覇権争いといったところでしょうか。
不換紙幣による信用経済の膨張が限界値を迎えると金融が独り歩きを始め「搾取的な経済(金融)活動」が起こり始めると誰かが言っておられましたが、その人の名前はもう忘れました。(もしかするとその方は、コンスタンティヌスの生まれかわりなのかもしれません。)
国際政治は、法律・経済以外のバイオレンスな側面が大きくあるので難しいと感じます。2023.3.9(N)
【NHK】
2023年3月8日
日本が海外との貿易や投資などでどれだけ稼いだかを示す1月の経常収支は、過去最大の赤字になりました。
エネルギー価格の高騰で輸入額が膨らんだ一方、中国の旧正月、春節の影響で輸出の伸びが鈍り、「貿易収支」が大幅な赤字になったことが要因です。
財務省が8日発表した国際収支統計によりますと、1月の日本の経常収支は1兆9766億円の赤字となりました。去年10月以来、3か月ぶりの赤字となり、赤字額は、比較可能な1985年以降過去最大です。
経常収支が大幅な赤字となったのは、LNG=液化天然ガスや石炭などの輸入額が膨らんだことで、貿易による稼ぎを示す「貿易収支」が3兆1818億円の赤字となったためです。
また、この時期は中国の旧正月、春節と重なって現地での生産活動が停滞し、日本からの輸出の伸びが鈍ったことも影響しています。
これに対して、日本企業が海外の子会社から受け取った配当や利子などの収支状況を示す「第一次所得収支」は2兆2905億円と、1月として過去最大になりましたが、貿易収支の赤字を補うまでには至っていません。
一方で、新型コロナの水際対策の緩和で海外からの旅行者が増えたことで、「旅行収支」は1779億円の黒字となりました。