【TSS】
2023.3.15
『てつたま』です。今回は、新車両のお披露目があるという情報を聞きつけ広島を飛び出し、岡山に行ってきました!それでは出発進行!
【野川アナ】
「鉄道車両がいっぱい!素晴らしい眺めですけど。今日は下関総合車両所岡山電車支所JR西日本の施設にお邪魔しています。てつたま初の岡山見参ということになるんですが今日は新車のお披露目があるんです!こちらです!Uraraちゃんです!可愛いでしょ。
抱きしめるくらいの勢いで行かせていただきますけど失礼します。淡いピンクの美しさ!このライトも見てくださいよ。可愛い猫ちゃんみたいでしょ」
今月お披露目された岡山エリアでおよそ20年ぶりとなる新型車両。227系で愛称は『Urara』です。
山陽本線の岡山・備後エリアに順次導入される予定で通勤など市民の交通手段として活躍が期待されています。岡山で走っている列車の実に9割以上が旧国鉄時代に製造されたもので車体は鉄でできています。
今回お披露目された新車両『Urara』はステンレス製で走行に必要な電力をおよそ3割おさえることができます。さらに広島と深ーい関係がありました!
【野川アナ】
「広島地区を走っているRedWingのニックネームで親しまれている車両があると思うんですけどその兄弟車ですね。僕勝手にRedWingをイケメンって呼んで真っ赤なボディーでカッコいいですがRedWingをお兄ちゃんとするならばUraraちゃんは、Uraraという名前とこの色の取り合わせ可愛い妹ができたような感じですかね」
『Urara』のデザインコンセプトは『豊穏の彩』。(豊穣と穏和を合わせた)
造語ですが岡山・備後エリアの豊かで穏やかな気候や風土を表現しています。
シンボルカラーのピンクは『岡山特産の桃』『福山のバラ』『尾道の桜』をイメージしました。
では、気になる車内へ
【野川アナ】
「新車の匂い!僕これだけでご飯3杯くらい食べられるんですけどやはりUraraの特徴内装で言いますと1つは4列になっているんですね。座席がドアとドアの間がちなみにRedWingは5列です。1列少なくなっているんです。なんのために5列だったのが4列になっているのかと言いますと、このエリアご覧ください。座席がないエリアですけど広いんです!ドア周りが広くなっているというね。座席を1列減らし、乗り降りするドア付近が通常より広くなっています。
【JR西日本 中国統括本部 下関総合車両所 岡山電車支所 河村 亮 支所長】
「通勤時間帯というのは混雑しますので、乗り降りの方をスムーズにしていただくということができますし、日中の時間帯になりますとできる限りお客様には座っていただきたいということで、補助座席の方も設置しまして、両方のバランスをとってお客様に快適にご利用いただきたいと考えております」
車いすやベビーカーでも快適に利用できる工夫がこらされています。
そして野川アナは特別に運転席に潜入!ここで鉄道ファン歓喜の推しポイントを見つけたようです!
【野川アナ】
「機能的にまとまっていますけど、グラスコックピットといいまして、デジタル化で映る計器類のところなんですが、お気づきになられましたか?この色つかいがUraraのシンボルカラーですよ。黄色とピンクの色の取り合わせこまかーい!ニッチ!大好き!大萌えポイントですよ!別にこの色にしなくても、おそらく運転手さんなんの支障もないんですけどここに入れてくるあたりニクイじゃないですか!わかる人にだけわかるみたいなね!」
エリア初となる最新鋭の安全装置もあります。
【野川アナ】
「ハンドルを握らせていただきますけど、ハンドルの後ろにカチャカチャと音が聞こえますか?ここを走っている最中おさえて運転手さん操作するんですね。例えば運転手さんに万が一のことがあってこのカチャを離してしまう。一定の秒数がたつと何か異常が起きたんだなと列車が緊急停止するというデッドマン装置といいますけど、万が一のことが起こってもしっかりとそれに対応できるようになっています。あー!いま列車が通過していく山陽線ですかね。走って行ったのが国鉄時代から大切に使われてきた車両ですけども、あの車両からこのUraraに生まれ変わるということで、なんかその歴史の大事な部分に立ち会っているんだなっていう感動もいまとてもあります。ごめんなさい。ヘルメットずれちゃった」
安全性と快適性を備えた227系の新型車両『Urara』。
2024年度末までに101両を導入予定で広島県内を走る姿もまもなく見られそうです。