【OHK】
2023.03.28
林業の省力化にドローンを活用してもらおうと、岡山県西粟倉村で3月28日、林業関係者らを対象としたドローンのデモフライトが行われました。
山中で重さ15キロの資材を運ぶドローン。デモフライトは、ドローンを活用したスマート林業への理解を深めてもらおうと、地元のドローンスクールmisoraなどが行ったものです。
村役場の職員や林業関係者など約30人が見守る中、重さ15キロあるネットや支柱を数百メートル先まで運んでいました。
(林業従事者は…)
「今までは人間がかついで、急しゅんな山を上がって資材を運搬していた。ドローンを使ってできるのはかなり魅力的」
このドローンは林業用に開発されたもので、大きなものでは重さ25キロまで釣り上げることが可能、急斜地に苗木や資材などを効率的に運ぶことができます。
(西粟倉村役場建設課 佐藤理課長)
「災害時や、先日もあった大雪による倒木で孤立した集落などに必要なものを届ける時、今までだったら歩いて届けていたものを(ドローンで)届けられる可能性があるのでは」
林業の負担軽減や、担い手確保にも期待がかかるドローン。主催した会社では、建設や農業に適したドローンを、今後も提案していきたいとしています。