【テレ朝】
2023/05/28
離島や山間部などへの輸送を想定して、血液製剤をドローンで運ぶ実証実験が、国内で初めて行われました。
ANAホールディングスや伊藤忠商事などが行った実験では、保冷の必要がある血液製剤を離島などの遠く離れた場所に運ぶことを想定して、およそ80キロの距離を全自動のドローンでおよそ50分かけて飛行しました。
通常のドローンは、時速が10キロから30キロ程度ですが、このドイツ製の最新式ドローンは時速90キロでも飛行でき、突風にも耐えられるということです。
血液製剤などの医薬品は、トラックドライバーの人手不足などの影響で安定した輸送が難しくなっています。
ドローンの飛行は去年から規制の緩和が進んでいて、有効な輸送手段になると期待されています。