【j-cast】
2023年07月13日
「雪印コーヒー500ml」の容器には、600mlの水が入るはずなのになぜ100mL少ない状態で販売しているのか。なぜ学校で習う容積の単位「dl」を用いないのか。――児童の問い合わせに対し、雪印メグミルクが粋な回答を行ったとSNSで話題になっている。
J-CASTニュースの取材に対し、同社広報IR部は2023年7月13日、「普段通りの対応」だったとして反響の大きさに驚いている。
「学校で勉強しているたんいがつかわれていないのはふしぎですね」
一連のエピソードを伝えたのは、私立小学校教諭・前田健太さん。ツイッターで11日、「すごい自主学習」が提出されたと紹介した。
ある児童が、雪印コーヒーの500mlパックに入る水の量を調べたところ、600mlまで入ったという。なぜ500mlしか入っていないのか、さらにはなぜ「5dl」という単位で表示しないのか。気になった児童は、雪印にメールで問い合わせた。その結果、すぐに丁寧な回答が寄せられたという。
ツイートに添付した画像は、雪印から寄せられた回答で、子どもでも分かりやすい言葉で質問に回答している。
単位の質問については、「学校で勉強しているたんいがつかわれていないのはふしぎですね」と児童の疑問に寄り添いながら、こう答える。
「雪印メグミルクでは、つぎのようなかさの商品を売っています。 1000ml、900ml、500ml、300ml、230ml、200ml、180ml、125ml
これらの中には、デシリットルではうまく表示できないかさもありますね。
でもml(ミリリットル)なら、うまく表示できるので、ミリリットルが使われているのです」
「dl」は、野菜の種を測るときや病院で血液検査するときに用いられているとも補足している。