枝広市長
新春インタビュー
確かな成果と未来への歩み
2024年の年頭にあたり、枝広市長に昨年の振り返りと今後の取り組みについて聞きました。インタビュアーは広報テレビ番組「ピース!ピース!ふくやま」リポーター 中国放送 中根夕希アナウンサーです。
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ID
202401
2023年の振り返り
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まちの景色の変化
枝広市長、明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。
昨年はまちの景色が変わり始めたように感じますが、振り返っていかがでしょうか。
まず駅周辺です。お城がすっかりと変わりました。特にライトアップされた天守が美しいという声をよく伺います。
それから抜本的な浸水対策を5年かけて進めてきました。二度と平成30年の時のような景色を見たくないということで170を超える事業を進めて、安全安心なまちが戻ってきました。
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子育て支援
福山市は子育て支援が充実している印象があります。
2017年に福山ネウボラがスタートし、県内で先駆けて「あのね」という相談窓口をつくりました。これまでに11万件を超える相談を受けました。
昨年4月には5年ぶりに待機児童ゼロを達成しました。そして10月には子ども医療費の所得制限を撤廃しました。子育て世代の方々には「より子育てしやすくなった」「医療機関にかかりやすくなった」と好評いただいています。
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ポスト築城400年事業と世界バラ会議に向けて
2022年から続いていた福山城400年博が終了し、次は世界バラ会議福山大会への取り組みですね。
昨年1月に福山城400年博の取り組みが終わりました。これからは国宝化に向けた取り組みです。伏見櫓と筋鉄御門は伏見城から移築をされた当時の建物です。今は国の重要文化財になっていますが、国宝化に向けた取り組みを開始したいと思っています。
そしていよいよ世界バラ会議に向けた取り組みです。昨年はばら公園のリニューアル工事に着手をしました。10月には世界バラ会連合の会長が福山に来て、準備状況を確認しました。
また全国から募集した応援宣言は1,000件を超えました。そして市民や企業の皆さんから、ばらをテーマにした新しいイベントや商品開発の提案を受け付け、103のアイデアが寄せられました。これから一緒になって取り組んでいくことで、ますます機運が盛り上がっていきます。
2024年の取り組み
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世界バラ会議福山大会に向けた準備の総仕上げ
2024年の福山市はどんな1年になりますか。
来年5月の世界バラ会議福山大会に向けた準備の総仕上げの年になります。4月にはばら公園がリニューアルオープンします。そして大会1年前の5月からは、大会への参加申し込みの受け付けが始まります。
また今年からばらの新品種コンテストの審査を開始します。どんな新しいばらが福山大会のレガシーとして誕生するのか楽しみです。
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若い世代の活躍
若い世代が活躍する年にもしていきたいと思っています。結婚を希望する人への支援や、若い人たちが結婚・子育てを考えられる職場づくりなどの取り組みもしていきたいと思っています。
そして実際に子育てをする若い世代の声を聞いて、それを施策に反映することも重要だと考えています。
また子ども未来館のプロジェクトを進めています。それから福山市立大学に情報工学系の学部を新設しようという動きも始まっています。
さまざまな取り組みをしながら、若い人たちが希望を持てる年にしていきたいと思っています。
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都市魅力の創造
都市の魅力の創造にも取り組んでいきたいと思います。
駅周辺がどんどん変わっていっていますが、旧キャスパ跡に建っている3つのビルが、いよいよ3月に完成します。そして9月には、1階と2階のフロアに商業施設が入ってグランドオープンします。その後は駅前広場を再整備していく取り組みが本格化していきます。
それからナイトタイムエコノミーです。6月からは月見櫓に泊まっていただく城泊がスタートします。城泊では月見櫓の他にも天守や御湯殿など、福山城を一日城主として貸し切りにすることができます。すばらしい城泊の体験を提供しながら、それを核に駅周辺の夜を美しく彩っていきたいと思っています。
2024年のまちづくり
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世界バラ会議福山大会に向けた準備の総仕上げ
ボランティアの募集が始まります。4月にはばら公園がリニューアルオープンします。
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若い世代の活躍
少子化対策の拡充を行います。また子ども未来館の整備や福山市立大学の情報工学系の学部新設など、若い人たちが希望を持てる取り組みを進めていきます。
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都市魅力の創造
旧キャスパ跡の建物が3月に完成し、9月に商業施設が入り、グランドオープンします。またナイトタイムエコノミーの一環として6月からは城泊がスタートします。