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【financial】「こまめに」or「給油ランプが点灯してから」コスパがよいガソリンの給油方法はどちら?/2024.01.23

【financial】

2024.01.23

こまめに給油するのと、給油ランプが点灯してから給油するのでは、コスパがいいのはどちらでしょうか。

ガソリン価格が高騰するなか、「安いときに満タンに給油する」「ガソリン価格の安いガソリンスタンドで給油する」など、さまざまな工夫をしている方がいらっしゃいます。そこで今回は、コスパのいい給油方法について調べてみました。

FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

せっかくの工夫が本末転倒に!? コスパのいい給油方法は?

結論から言いますと、こまめに給油しても給油ランプが点灯してから給油しても、それほど大きな金額差にはならないことがほとんどです。少しでもガソリン代を節約しようとして、以下のような工夫をする方もいらっしゃいますが、かえって費用がかかるおそれがあります。

・ガソリン価格の相場が安いときに頻繁に給油する

ガソリン価格の変動を確認しながら、安いときに頻繁に給油することでガソリン代を節約できます。しかしガソリン残量が十分にある場合は、わざわざガソリンスタンドに立ち寄ることで、時間とガソリンを無駄に消費してしまうことがあります。

・遠くても価格が安いガソリンスタンドで給油する

ガソリンスタンドによって価格は異なるため、安いガソリンスタンドを探しておくことは大切です。しかし数円安いからといって遠くまで足を運ぶようでは、その分だけガソリンを消費することになります。

・満タンにするとガソリンの重さ分燃費が悪くなるため満タンに入れない

重量に比例して燃費がよくなるのは確かで、環境省「大気環境・自動車対策」によると、100キログラムの荷物を載せると3%ほど燃費が悪くなるようです。レギュラーガソリン1リットル当たりの重さがおよそ0.75キログラムとすると、50リットルのタンクを満タンにするとおよそ37.5キログラムです。

ガソリンをタンク半分に入れた場合の差は18.75キログラムで、燃費に与える影響はそれほど大きくないといえます。ガソリンの重さを気にするよりも、不要な荷物を積んだまま走行しないことをおすすめします。

ガソリンを入れる理想的なタイミングは?

理想的な給油方法は、燃料メーターが半分程度になったら満タンにすることです。

全国石油商業組合連合会と都道府県石油組合では、「満タン&灯油プラス1缶運動」を展開しています。これは、車の燃料メーターが半分程度になったら満タンを心がけ、暖房用の灯油も1缶多めに備えていることを心がけるよう提案する運動です。

災害が発生すると、燃料の入手が困難になり、ガソリンスタンドに大行列ができたり、供給不足が発生したりすることが予想されます。もしものときに車に十分な量のガソリンがあると、車を避難場所として活用し、車内ラジオからの情報収集やスマートフォンの充電ができます。

ガソリン代をおさえるためにできること

コスパのいい運転方法を身に付けることで、ガソリン代をおさえることが可能です。

環境省の「エコドライブ10のすすめ」によると、発進するときに緩やかにアクセルを踏むことで、10%ほど燃費が改善します。CO2の排出量も12%低減し、家計だけでなく環境にも優しい運転です。ほかにも、燃費に優しい以下の運転方法を実践するといいでしょう。

・車間距離にゆとりをもたせて、加速・減速の少ない運転を心がける

無駄な加速・減速を繰り返すと、市街地で2%ほど、郊外では6%ほど燃費が悪化するといわれています。

・減速時に早めにアクセルを離す

エンジンブレーキを作動させる運転で、2%ほど燃費が改善されます。

・タイヤの空気圧を定期的に確認する

タイヤの空気圧が不足すると、市街地で2%ほど、郊外では4%ほど燃費が悪化します。

ガソリンを入れるタイミングは給油頻度と十分な残量を意識しよう

こまめに給油しても給油ランプが点灯してから給油しても、コスパには大きな差が出ないことが分かりました。それよりも、災害発生時の安心のために、燃料メーターが半分程度になったら満タンにするよう心がけましょう。

ガソリン代をおさえるためには、緩やかなアクセル操作や車間距離にゆとりを持たせるなど、運転方法を改善することが効果的です。

出典

全国石油商業組合連合会 満タン&灯油プラス1缶運動 について
環境省 大気環境・自動車対策 エコドライブ10のすすめ

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー


 

 

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