2024年12月1日更新
ふくやま書道美術館 冬の所蔵品展1「一字千金 心にのこる書」
「一字千金」とは一字の価値が千金に当たるほど非常に優れた文字や筆跡という意味の四字熟語です。本展では、当館選りすぐりの所蔵品を展観します。
日本の作品からは、伝聖武天皇筆「大聖武」が一葉目として始まる古筆手鑑を、中国の作品からは王鐸、張瑞図、呉昌碩などの作品を見ることができます。これらは当館が発行している冊子「所蔵品新臨書テキスト」に掲載している作品で、所蔵品の中でもぜひ臨書してほしい、見てほしい作品の一群です。
優れた書作品は大切に受け継がれ、時代を経ても書かれたその瞬間を感じ取ることができるものです。当館にたどり着くまで何百年もの間、多くの人々の手に渡り、書を愛する人々を魅了してきた「一字千金の書」。ぜひ展示室でお楽しみください。
張瑞図《草書嘉遯賦巻》
このページに関するお問い合わせ先
ふくやま書道美術館 Tel:084-925-9222